• トップ
  • ニュース一覧
  • 【日本代表 隠れ名勝負】世界的名手も驚愕!! 欧州屈指の強豪を撃破したドラゴン久保の一発「日本がこんなに強いとは…」

【日本代表 隠れ名勝負】世界的名手も驚愕!! 欧州屈指の強豪を撃破したドラゴン久保の一発「日本がこんなに強いとは…」

カテゴリ:連載・コラム

飯尾篤史

2020年06月03日

久保への評価は高かったが最終的にジーコの選択は…

チェコvs日本戦のフォーメーション。日本は久保、玉田の2トップで臨んだ。(C) SOCCER DIGEST

画像を見る

 ハーフタイムに7人もの選手を交代したチェコが、EURO2004に向けたテストモードだったことは間違いない。しかし、久保の豪快な一撃が炸裂したのは、ネドベドやロシツキー、コラーやバロシュらベストメンバーが揃っていた前半なのだ。その意味でも、大きな価値を持つゴールだった。「日本がこんなに強いとは思わなかった。びっくりさせられた」と、ロシツキーも完敗の体だった。

 久保は5月30日のアイスランド戦でも2ゴールをマークし、エースの座を確かなものとしたかに思われた。だが、腰痛や足首の負傷が悪化したため、05年は日本代表での出場はゼロに終わる。

チェコ戦で輝きを放った久保はジーコジャパンで重宝されたFWのひとりだったが、W杯には縁がなかった。写真:サッカーダイジェスト

画像を見る


 それでも指揮官の久保への評価は高かった。06年に代表復帰を果たし、ゴールを決めた2月のインド戦のあと、ジーコは「ゴールを決めることにかけては類まれなる才能を持っている。日本の核になると期待している」と、ドイツ・ワールドカップの構想に久保が入っていることを示唆したのだ。

 だが、最終的にジーコは久保の選出を見送った。ぎりぎりまで待ったものの、久保のコンディションが戻らなかったことは、ジーコにとって最大の誤算だったに違いない。プラハのピッチで久保が放った輝きは、それほど可能性に満ちたものだったのだ。

文●飯尾篤史(スポーツライター)
【関連記事】
【日本代表 隠れ名勝負】ジダンの美弾を超えるゴラッソ!世界王者を追い詰めたC大阪の凸凹コンビ
【日本代表 隠れ名勝負】世界を相手に指揮官も驚愕!絶頂の加茂ジャパンが披露した戦後最大の逆転劇!
【日本代表 隠れ名勝負】フラット3の初披露…だけではなかったトルシエジャパンの初陣。指揮官らしさがいきなり全開!
【日本代表 隠れ名勝負】“ゾーンプレス”がハマった加茂ジャパンの歴史的快勝劇!欧州勢を相手に躍動したのは…
【日本代表 隠れ名勝負】痺れる展開でエースの一発、5万大観衆を熱狂させたカズダンス! そしてドーハへ…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ