「バルサは常に勝利が求められるクラブ」
下村氏:そのバルサのカンテラで学んだことで、今も教訓になっていることはありますか?
イニエスタ:独特のプレースタイルやボールの扱い方、チームメイトのために戦うことの大切さなど、本当にすべてを学んだよ。そうしたカンテラでの指導が土台としてあったからこそ、僕はフットボーラーとして成長することができたんだ。
下村氏:かつてバルサのカンテラで働いていた私の友人で、あなたもご存知のカルレス・クアドラット(現ベンガルールFC監督)は、「イニエスタはカンテラにいた当時からリーダーの資質があって、ものすごく負けず嫌いだった」と話していました。そうした資質もバルサで学んだのですか? それとも生まれつきのものですか?
イニエスタ:両方かな。スポーツ選手にとって重要な要素が、2つあると僕は考えている。競争心と前向きな姿勢だ。もともと僕はそうした資質に恵まれていて、経験を重ねる中でさらに強みにすることができた。ご存知の通り、バルサは常に勝利が求められるクラブ。たとえ12歳、13歳、14歳の選手であってもね。そうしたクラブの伝統は、僕が勝者のメンタリティーを得るうえでプラスになったと思う。
下村氏:カンテラからトップチームに昇格してしばらくは準レギュラーという立ち位置でしたが、2008年のペップ・グアルディオラの監督就任を境に完全なる主力となりました。彼とはどんな思い出がありますか?
イニエスタ:トップチームに昇格して何年か経過し、少しずつ手応えを掴んでいたタイミングで、ペップが監督になったんだ。チームのパフォーマンスが大きく向上し、多くのタイトルを獲得できた(08~12年に計14個のトロフィーを獲得)。素晴らしい思い出がたくさんある。スペクタクルなチームメイトと最高の時間を共有できたしね。
イニエスタ:独特のプレースタイルやボールの扱い方、チームメイトのために戦うことの大切さなど、本当にすべてを学んだよ。そうしたカンテラでの指導が土台としてあったからこそ、僕はフットボーラーとして成長することができたんだ。
下村氏:かつてバルサのカンテラで働いていた私の友人で、あなたもご存知のカルレス・クアドラット(現ベンガルールFC監督)は、「イニエスタはカンテラにいた当時からリーダーの資質があって、ものすごく負けず嫌いだった」と話していました。そうした資質もバルサで学んだのですか? それとも生まれつきのものですか?
イニエスタ:両方かな。スポーツ選手にとって重要な要素が、2つあると僕は考えている。競争心と前向きな姿勢だ。もともと僕はそうした資質に恵まれていて、経験を重ねる中でさらに強みにすることができた。ご存知の通り、バルサは常に勝利が求められるクラブ。たとえ12歳、13歳、14歳の選手であってもね。そうしたクラブの伝統は、僕が勝者のメンタリティーを得るうえでプラスになったと思う。
下村氏:カンテラからトップチームに昇格してしばらくは準レギュラーという立ち位置でしたが、2008年のペップ・グアルディオラの監督就任を境に完全なる主力となりました。彼とはどんな思い出がありますか?
イニエスタ:トップチームに昇格して何年か経過し、少しずつ手応えを掴んでいたタイミングで、ペップが監督になったんだ。チームのパフォーマンスが大きく向上し、多くのタイトルを獲得できた(08~12年に計14個のトロフィーを獲得)。素晴らしい思い出がたくさんある。スペクタクルなチームメイトと最高の時間を共有できたしね。
下村氏:ペップはよく、「サッカークレイジー」と言われます。「24時間ずっとサッカーのことばかり考えている」と。実際にそうなんですか?
イニエスタ:たしかにペップは、あらゆるディテールをとことん突き詰める。そして、構想を実現しようとする熱量が半端じゃないんだ。自分の信じるアイデアを伝えることにかけては、右に出る者がいないしね。僕たち選手は常に、彼のメッセージやサッカーにかける情熱を、ピッチ上で反映させることを心掛けていた。監督のアイデアと選手のクオリティーの融合がパーフェクトに機能したのが、あのチームだったね。
下村氏:そのペップ・バルサは、「サッカー史上最強のチーム」との呼び声もあります。その一員だったご自身ではどう思いますか?
イニエスタ:史上最強とまで断言することはできないな。異なる時代のチームを比較するなんてナンセンスさ。ひとつだけ言えるのは、多くの人々の記憶に残るチームになったってこと。それだけ多くのタイトルを獲得することができた。記憶も記録も永遠に消えないわけだしね。
インタビュー●下村正幸
協力●楽天
【動画】「アンドレス・イニエスタ ‐誕生の秘密‐」は『Rakuten TV』と『Rakuten Sports』で無料配信中!
イニエスタ:たしかにペップは、あらゆるディテールをとことん突き詰める。そして、構想を実現しようとする熱量が半端じゃないんだ。自分の信じるアイデアを伝えることにかけては、右に出る者がいないしね。僕たち選手は常に、彼のメッセージやサッカーにかける情熱を、ピッチ上で反映させることを心掛けていた。監督のアイデアと選手のクオリティーの融合がパーフェクトに機能したのが、あのチームだったね。
下村氏:そのペップ・バルサは、「サッカー史上最強のチーム」との呼び声もあります。その一員だったご自身ではどう思いますか?
イニエスタ:史上最強とまで断言することはできないな。異なる時代のチームを比較するなんてナンセンスさ。ひとつだけ言えるのは、多くの人々の記憶に残るチームになったってこと。それだけ多くのタイトルを獲得することができた。記憶も記録も永遠に消えないわけだしね。
インタビュー●下村正幸
協力●楽天
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