監督をひとりに絞るのは難しい選択だった
2トップもバイエルン勢になってしまうのは、致し方ないだろう。ひとりはドルトムントでワールドクラスへと成長したロベルト・レバンドフスキで決まり。リーグ史上3位、外国人としては最多の228ゴールを叩き出すなど、フィニッシュの上手さは格別だ。コンビネーションプレーという点でも世界トップクラスに入るだろう。
FWのもうひとりは、意見が分かれるところかもしれない。41歳となった今でもブレーメンでプレーしているクラウディオ・ピサーロと迷ったが、ジオバネ・エウベルを選んだ。過去20年となると、シュツットガルト時代とバイエルンでの最初の2シーズンは含まれない。それでも、残りの4シーズンのリーグ戦120試合で68得点を記録した決定力の高さは印象的だった。
ユルゲン・クロップかジョゼップ・グアルディオラか、監督をひとりに絞るのは難しい選択だった。バイエルンを新しいフェーズに導いたペップも称賛に値するが、何もないところからドルトムントを2度のリーグ制覇(うち1回はDFBカップとの2冠だ)とチャンピオンス・リーグ決勝進出に導いたクロップを選んだ。大金を使わずに自身のサッカーにマッチする選手を集めて戦術を植え付け、何年にも渡ってアグレッシブで魅力的なゲームを見せてくれたからだ。
文●マルクス・バーク
翻訳●円賀貴子
【著者プロフィール】
長年ドルトムントを中心に取材を続け、ドイツ公共放送の人気スポーツ番組「Sportschau」のウェブ版でドイツ代表番も務める。ドルトムント在住。
FWのもうひとりは、意見が分かれるところかもしれない。41歳となった今でもブレーメンでプレーしているクラウディオ・ピサーロと迷ったが、ジオバネ・エウベルを選んだ。過去20年となると、シュツットガルト時代とバイエルンでの最初の2シーズンは含まれない。それでも、残りの4シーズンのリーグ戦120試合で68得点を記録した決定力の高さは印象的だった。
ユルゲン・クロップかジョゼップ・グアルディオラか、監督をひとりに絞るのは難しい選択だった。バイエルンを新しいフェーズに導いたペップも称賛に値するが、何もないところからドルトムントを2度のリーグ制覇(うち1回はDFBカップとの2冠だ)とチャンピオンス・リーグ決勝進出に導いたクロップを選んだ。大金を使わずに自身のサッカーにマッチする選手を集めて戦術を植え付け、何年にも渡ってアグレッシブで魅力的なゲームを見せてくれたからだ。
文●マルクス・バーク
翻訳●円賀貴子
【著者プロフィール】
長年ドルトムントを中心に取材を続け、ドイツ公共放送の人気スポーツ番組「Sportschau」のウェブ版でドイツ代表番も務める。ドルトムント在住。