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進展しないメッシの契約延長問題。発言力が増したエースにバルサは不安を募らせる…【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

エル・パイス紙

2020年05月12日

メッシがピッチ内での孤立を負担に感じ始めるようだと…

 メッシは「バルサを出ていく考えはない」と繰り返し強調するが、“10番”の野望はあくまで勝ち続けること。とりわけチャンピオンズ・リーグの王座奪還に強い執念を燃やしており、そのためにチームの競争力の向上が不可欠であることを誰よりも痛感している。クラブの安定を切望しているのも自らの、そしてチームの野望を完遂するために他ならない。

 バルトメウ会長とエリック・アビダルSDは、2021年夏以降の契約延長を目指しているが、いま現在父親で代理人を務めるホルヘと公式に接触を図る段階にも至っていない。メッシ本人が昨今顕著になっているピッチ内での孤立を負担に感じ始めるようだと、再度の長期契約を結ぶことが難しくなるのは避けられない。

 もはやメッシにとって金銭面は二の次であり、重要なのはクラブのバックアップ体制、そしてこのチームで勝ち続けることができるという手応えだ。13歳で入団して以来、バルサ一筋だが、2014年春に病床にあったティト・ビラノバに説得されるまで去就に悩んでいたように、常に安泰と言える状況ではなかった。

 奇しくもキケ・セティエン監督は、先日、メッシの進退について問われると「わたしが望んでいるのは、メッシに監督として認めてもらうことだ」と意味深な発言をしている。

 メッシはこの数年で影響力、発言力が増したことは間違いない。ただそれがまたバルサがエースの決断待ちという今の状況に不安を募らせる一因にもなっている。

文●ファン・I・イリゴジェン(エル・パイス紙)
翻訳●下村正幸

※『サッカーダイジェストWEB』では日本独占契約に基づいて『エル・パイス』紙の記事を翻訳配信しています。
 
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