ゴールを宣言し、迎えた本番
そして迎えた翌日の決勝戦。前日の悪天候が嘘のような晴天のもと、開始10分、最初にゴールネットを揺らしたのは札幌だった。それも前日に話を訊いていた菅だ。相手DFのクリアボールに反応し、利き足とは逆の右足を一閃。シュートはクロスバーを直撃するも、相手GKに当たってそのままゴールへ吸い込まれた。
「ビックリしました」
自身の得点について率直に振り返った菅は、これが同シーズン初のゴールでもあった。そして、この日のピッチに立った時、実は前日以上に緊張していたという。
「昨日のさらに10倍です。それ以上に緊張してヤバかったですけど、あの一発が入ってくれて、緊張もだいぶほぐれてくれて、あれが入っていなかったらヤバかったかもしれないです。入ってくれて良かった」
その後、川崎に逆転を許して窮地に立たされるも、後半アディショナルタイムに深井一希が劇的同点弾を挙げ、2-2で試合は延長戦へ。そして99分、もうひとりの男に“その時”は訪れた。
「ビックリしました」
自身の得点について率直に振り返った菅は、これが同シーズン初のゴールでもあった。そして、この日のピッチに立った時、実は前日以上に緊張していたという。
「昨日のさらに10倍です。それ以上に緊張してヤバかったですけど、あの一発が入ってくれて、緊張もだいぶほぐれてくれて、あれが入っていなかったらヤバかったかもしれないです。入ってくれて良かった」
その後、川崎に逆転を許して窮地に立たされるも、後半アディショナルタイムに深井一希が劇的同点弾を挙げ、2-2で試合は延長戦へ。そして99分、もうひとりの男に“その時”は訪れた。
ドリブルで相手陣内へ仕掛けたチャナティップが倒され、ペナルティアークの外、右側でFKを獲得。キッカーはもちろん、福森だ。
対面するGKはゴールやや左に構えていたが、左ポスト際を狙ったシュートは弧を描きながらも鋭くゴールネットに突き刺さった。
福森は「自分が狙いたいところに山村(和也)選手(186センチ)だったり背の高い選手がいたので、ファーサイドに蹴ろうかなと思った。(そのコースの)延長線上に立っていたのが長谷川(竜也)選手(164センチ)と大島(僚太)選手(168センチ)だったので、スピードのあるボールで(長谷川と大島の)壁を越せばいけるかなと思って、狙いました」と振り返る。
「素直に嬉しかったです」
楽しみにしていたこの舞台でFKを決められたことに、喜びを表現した。
試合はその後、川崎に追い付かれPK戦へ突入。3(4PK5)3で敗れてしまった。しかし、前日の意気込みを有言実行したふたりの姿には、これが“プロ”選手なのかと、担当1年目の筆者は驚かされた。
取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)
【ルヴァン杯決勝PHOTO】札幌3(4PK5)3川崎|互いに一歩も譲らず激しい猛攻も川崎がPK戦を制し初優勝!!MVPには・・・!?
対面するGKはゴールやや左に構えていたが、左ポスト際を狙ったシュートは弧を描きながらも鋭くゴールネットに突き刺さった。
福森は「自分が狙いたいところに山村(和也)選手(186センチ)だったり背の高い選手がいたので、ファーサイドに蹴ろうかなと思った。(そのコースの)延長線上に立っていたのが長谷川(竜也)選手(164センチ)と大島(僚太)選手(168センチ)だったので、スピードのあるボールで(長谷川と大島の)壁を越せばいけるかなと思って、狙いました」と振り返る。
「素直に嬉しかったです」
楽しみにしていたこの舞台でFKを決められたことに、喜びを表現した。
試合はその後、川崎に追い付かれPK戦へ突入。3(4PK5)3で敗れてしまった。しかし、前日の意気込みを有言実行したふたりの姿には、これが“プロ”選手なのかと、担当1年目の筆者は驚かされた。
取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)
【ルヴァン杯決勝PHOTO】札幌3(4PK5)3川崎|互いに一歩も譲らず激しい猛攻も川崎がPK戦を制し初優勝!!MVPには・・・!?