「敗戦を糧に」を完璧な形で遂行
1万5000人を越える観衆の中で行なわれた試合は、18分にキャプテン宮沢のヘディングシュートで先制すると、後半に入り66分にコーナーキックから石井の追加点が入り2点差に広がる。
前回対戦と同じ2-0でリードするスコアになったが、その後も一切気を緩めなかった山形は、89分に長谷川悠がダメ押しゴールを決めて3-0。見事な完封勝利でリベンジマッチを制した。
山形は3巡目の対戦となった8月のみちのくダービー(アウェーで開催)でも、怪我から復帰後に北京五輪に出場して帰国したばかりの豊田が決勝ゴールを決め1-0で勝利。その年のダービー勝ち越しを決めた勢いそのまま、ほぼ2位をキープしてJ1昇格への扉を開いた。
前回対戦と同じ2-0でリードするスコアになったが、その後も一切気を緩めなかった山形は、89分に長谷川悠がダメ押しゴールを決めて3-0。見事な完封勝利でリベンジマッチを制した。
山形は3巡目の対戦となった8月のみちのくダービー(アウェーで開催)でも、怪我から復帰後に北京五輪に出場して帰国したばかりの豊田が決勝ゴールを決め1-0で勝利。その年のダービー勝ち越しを決めた勢いそのまま、ほぼ2位をキープしてJ1昇格への扉を開いた。
この年に台頭してきた長谷川、佐藤、石井の3人は、ダービーの敗戦以降、主力としてJ1昇格争いを経験。その後J1の舞台でも3年間主力として貢献し続けることになる。未熟だったチームもあの敗戦を機にひとつにまとまり、昇格戦線を戦い抜くことができた。
選手の成長と6連勝という結果を出した1か月間。「敗戦を糧に」とはよく使われる言葉だが、これほど完璧な形で糧にしてリベンジを果たした例はそう多くないだろう。
結果論になるが、あのダービーの敗戦を乗り越えて成長できたからこそ、この年のJ1昇格とその後のJ1での奮闘があったのかもしれない。
文●嶋 守生(フリーライター)
【PHOTO】美人すぎる女子サッカー選手、仲田歩夢の厳選ショットをお届け!
選手の成長と6連勝という結果を出した1か月間。「敗戦を糧に」とはよく使われる言葉だが、これほど完璧な形で糧にしてリベンジを果たした例はそう多くないだろう。
結果論になるが、あのダービーの敗戦を乗り越えて成長できたからこそ、この年のJ1昇格とその後のJ1での奮闘があったのかもしれない。
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