「走らなくてどうするの?」(ユン・ジョンファン監督)
2007年に松本監督から指揮を引き継いだ岸野靖之監督も「下手くそな選手は走らなあかん。泥臭く、ひたむきにプレーするんや‼」と言い続け、その後、J1昇格に導いたユン・ジョンファン監督も「走らなくてどうするの?」とハードワークを要求。松本監督の考えが連綿とクラブに受け継がれ、確固たるチームカラーとなった。
在籍15年目の高橋義希や11年目の豊田陽平も鳥栖は90分間走り切り、球際で戦い、チームメイトを助けるためにプレーする。それが良さであり伝統。という意味合いの言葉をよく口にし、「僕らにはそれを伝える義務がある」と口を揃える。
在籍15年目の高橋義希や11年目の豊田陽平も鳥栖は90分間走り切り、球際で戦い、チームメイトを助けるためにプレーする。それが良さであり伝統。という意味合いの言葉をよく口にし、「僕らにはそれを伝える義務がある」と口を揃える。
ここ3シーズンは残留争いに巻き込まれたが、松本監督が残した伝統はしっかり息づいている。確立されたスタイルの下で鳥栖は、どんな窮地に陥っても最後まで諦めずに戦い続け、必ず這い上がってくるだろう。
取材・文●荒木英喜
取材・文●荒木英喜