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昨季収入は“過去最多”82億円超えも、今季は未曽有の危機に…浦和は「コロナショック」をどう切り抜けるのか

カテゴリ:Jリーグ

多田哲平(サッカーダイジェスト)

2020年04月25日

“収入をいかに減らさないか、費用をいかに削減していくか”

ビデオ取材に応じる立花代表。苦しい現状について語った。(C)SOCCER DIGEST

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 広告料収入、入場料収入、グッズ収入の3本柱に、リーグの分配金などを含めた“4本柱”。これはいずれも主に試合を開催することで得られるのだが、クラブの活動すらできない今季、減収は必至。ダメージの程度も見当がつかない。立花代表いわく「いろんなケースを想定して、年度計画を見直している」という

 さらにJリーグでは無観客でのリーグ戦開催も検討され始めている。

 かねてより無観客試合は避けたいと表明してきた立花代表も、悪化の一途を辿る現状では、その意見も変えざるを得ない。

「浦和レッズだけで考えるべき話ではないと思っています。村井チェアマンがリーダーシップを取って、どういう形ならやれるだろうということを、ずっとこの何か月か一緒になって考えてきています。実行委員会でみなさんの提言や報告を聞いても状況は良くなっていません。野球でもサッカーでも、どのクラブの代表の方もそう発言しておりました。ということであれば、当然Jリーグとしてなんとか試合を成立させるために必要なことは、無観客も視野に、という話がチェアマンからも出たと思います。ファン・サポーターのために戦う浦和レッズとして、無観客は避けたいと申してまいりましたけど、今こういう状況になれば、Jリーグの総意として、そういう形で試合が行なわれるということになれば、我々はそれに備えなければならない」
 
 そんな難局に立たされたクラブは今、“収入をいかに減らさないか、費用をいかに削減していくか”について、社内で様々なアイデアを募り、検討を重ねているという。

「“収入を減らさないこと”で言えば、『試合が出来なくても、こういうことができます』という提案をパートナー企業さんに申し上げて、協賛の金額をなるべく減らさないようにする動き。あるいはJリーグのほうで主体的にやっているシーズンチケットの返金に関して、寄付金扱いにしていただく動き。そういうことが代表される。今(収入を)増やすことは考えられませんので、事細かにいろんなことをやることによって、いかに減らさないかということでやっています」

 そう厳しい現状を明かす立花代表だが、「ただ唯一増えると思っている」ものもあると話す。
 
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