• トップ
  • ニュース一覧
  • リバプール移籍3か月でノーゴール。厳しい現実に南野拓実は焦るべきか――英国人記者の考察は?【現地発】

リバプール移籍3か月でノーゴール。厳しい現実に南野拓実は焦るべきか――英国人記者の考察は?【現地発】

カテゴリ:メガクラブ

スティーブ・マッケンジー

2020年03月10日

ある意味での自己顕示欲は必要だが…

クロップ監督からチャンスは与えられている南野。今後の活躍に期待したい。 (C) Getty Images

画像を見る

 そもそも南野が主戦場とする最前線でスタメンを張っているのは、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネだ。このいずれも圧倒的な個性を持った名手たちと競争するのは楽ではない。

 もちろん、彼らに臆せず、ある意味での自己顕示欲を示すことは重要だが、今は我慢の時だ。リバプールは、プレミアリーグで2位マンチェスター・シティに25ポイント差をつけ、優勝をほぼ手中に収めており、今後、より多くのチャンスが彼に回ってくる可能性は高い。そこで自分を証明すればいい。
 
 FAカップのチェルシー戦でも、味方からチャンスボールはこなかったが、フリーになるシーンは多くあり、オフ・ザ・ボールの動きは徐々に良くなりつつある。あとは周囲とのフィーリングさえ馴染んでくれば、ゴールを奪う日も訪れるだろう。

 もちろん、3か月でノーゴールという結果は、移籍前の期待度を考えれば、センセーショナルと呼べるものではなかった。だが、25歳の日本人がクロップの下で才能を開花させるのは、時間の問題だと私は楽観視している。

取材・文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)

スティーブ・マッケンジー (STEVE MACKENZIE)
profile/1968年6月7日にロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。
【関連記事】
不退転の覚悟で終盤戦へ! 南野拓実がリバプールでの現状に“本音”を語る「待つのが嫌いなんで…」
「失望を克服するために――」南野拓実が激白! 屈辱の今季初連敗に何を感じた?「もっとゴールとアシストで…」
「別の言語かと…」「本当は理解しきれてない」南野拓実、独特すぎる“リバプール弁”への苦戦を告白!
「完全に1人ずば抜けてた」「むっちゃいい子」乾貴士が眼前で大活躍の“後輩”久保建英をべた褒め!
久保建英が「ラ・リーガの若手ベスト10」に! その“価値”は急上昇中だ!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ