ある意味での自己顕示欲は必要だが…
そもそも南野が主戦場とする最前線でスタメンを張っているのは、モハメド・サラー、ロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネだ。このいずれも圧倒的な個性を持った名手たちと競争するのは楽ではない。
もちろん、彼らに臆せず、ある意味での自己顕示欲を示すことは重要だが、今は我慢の時だ。リバプールは、プレミアリーグで2位マンチェスター・シティに25ポイント差をつけ、優勝をほぼ手中に収めており、今後、より多くのチャンスが彼に回ってくる可能性は高い。そこで自分を証明すればいい。
もちろん、彼らに臆せず、ある意味での自己顕示欲を示すことは重要だが、今は我慢の時だ。リバプールは、プレミアリーグで2位マンチェスター・シティに25ポイント差をつけ、優勝をほぼ手中に収めており、今後、より多くのチャンスが彼に回ってくる可能性は高い。そこで自分を証明すればいい。
FAカップのチェルシー戦でも、味方からチャンスボールはこなかったが、フリーになるシーンは多くあり、オフ・ザ・ボールの動きは徐々に良くなりつつある。あとは周囲とのフィーリングさえ馴染んでくれば、ゴールを奪う日も訪れるだろう。
もちろん、3か月でノーゴールという結果は、移籍前の期待度を考えれば、センセーショナルと呼べるものではなかった。だが、25歳の日本人がクロップの下で才能を開花させるのは、時間の問題だと私は楽観視している。
取材・文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
スティーブ・マッケンジー (STEVE MACKENZIE)
profile/1968年6月7日にロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。
もちろん、3か月でノーゴールという結果は、移籍前の期待度を考えれば、センセーショナルと呼べるものではなかった。だが、25歳の日本人がクロップの下で才能を開花させるのは、時間の問題だと私は楽観視している。
取材・文●スティーブ・マッケンジー(サッカーダイジェスト・ヨーロッパ)
スティーブ・マッケンジー (STEVE MACKENZIE)
profile/1968年6月7日にロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでのプレー経験があり、とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からサポーターになった。また、スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国の大学で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝に輝く。