新戦力の順応は…
キャンプ最終日の練習試合は非公開だったため、直後にチームのパフォーマンスがどの程度向上したかは定かではないが、前述の大谷の言葉通り、ちばぎんカップでは明らかに各選手のコンディションは改善されていた。それに伴い、戦術的にも宮崎戦の課題が修正されて、不用意なスペースを千葉に突かれる場面はなかった。オルンガ、クリスティアーノの二枚看板には得点が生まれ、MVPを獲得した江坂任も軽快な動きでチームの攻撃にリズムをもたらした。
「一発目の公式戦ということで、序盤はゲームのテンポの部分で心配もあったが、ゲームを通して良いテンポでボールを動かせた」(ネルシーニョ監督)
新戦力に関しては、ちばぎんカップでは呉屋大翔、神谷優太、キム・スンギュに限られた出場機会しか与えられず、新戦力のフィット具合を測るには材料が少なすぎたが、これは翌10日にも千葉との練習試合を控えていたという事情がある。その練習試合では呉屋が先制点を決め、多くの新戦力が90分間のプレーの中でアピールに成功した。チームの仕上がりと新戦力の順応には指揮官も手応えを感じている。
「一発目の公式戦ということで、序盤はゲームのテンポの部分で心配もあったが、ゲームを通して良いテンポでボールを動かせた」(ネルシーニョ監督)
新戦力に関しては、ちばぎんカップでは呉屋大翔、神谷優太、キム・スンギュに限られた出場機会しか与えられず、新戦力のフィット具合を測るには材料が少なすぎたが、これは翌10日にも千葉との練習試合を控えていたという事情がある。その練習試合では呉屋が先制点を決め、多くの新戦力が90分間のプレーの中でアピールに成功した。チームの仕上がりと新戦力の順応には指揮官も手応えを感じている。
「ここまで非常に良い準備ができている。選手たちは高い意識を持ってこちらの要求に応え、今年は非常に質の高い選手たちが揃っているため競争も激しい。その中で選手たちは自分の役割をこなそうとやってくれているので、私個人的には良いシーズンになると思っている」(ネルシーニョ監督)
昨年からの継続性があり、ここまでの仕上がりは順調。新戦力の加入によってチーム内の争いも活性化している。
2020年シーズンのJ1に、旋風を巻き起こす準備は整った。
取材・文●鈴木 潤(フリージャーナリスト)
【ちばぎんカップPHOTO】千葉 0-2 柏|助っ人が健在の柏が勝利
昨年からの継続性があり、ここまでの仕上がりは順調。新戦力の加入によってチーム内の争いも活性化している。
2020年シーズンのJ1に、旋風を巻き起こす準備は整った。
取材・文●鈴木 潤(フリージャーナリスト)
【ちばぎんカップPHOTO】千葉 0-2 柏|助っ人が健在の柏が勝利