「まるでプレミアリーグみたい」京都新スタ、こけら落としで聞かれた称賛と“嬉しい悩み”

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2020年02月11日

関西4クラブが専用スタジアムに。クラブの特色、企画力が問われることに

京都対C大阪のこけら落としの一戦は3対2でアウェーチームが勝利。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

画像を見る

 一方で嬉しい悩みもあった。客席とピッチの距離が近いが故に、選手間の声が通りにくかったのだ。ウタカは「まるでプレミアリーグみたい。(サポーターの)声がずっと舞っている感じで、近くの選手同士でもコミュニケーションを取るのが難しかった。(手や腕を使った)サインやアイコンタクトが重要になってくる」と話し、荒木大吾は「サポーターの声援がダイレクトに届くのは、気持ちが高まるという良さもある。(選手は)大きな声で話していくしかない」と振り返っている。

 なにしろ、これまでの西京極の観客席の最前列と、新しいサンガスタジアムの最後列の、ピッチからの距離が同じくらいなのだ。観客の入りがリーグ戦でどのようになるのかにもよるが、選手たちは新しい環境に適応していく必要があるだろう。

 試合後には、こんな一幕もあった。京都の選手たちがアウェーゴール裏へ挨拶に向かうと、セレッソ大阪サポーターから『素晴らしいスタジアムと共に、次はJ1で会いましょう!』という横断幕が掲げられたのだ。そして両チームのサポーター同士で、エール交換も行なわれた。この粋な計らいを目にした京都サポーターからは「サンガスタジアムの初戦の相手がセレッソでよかった」という声も聞かれている。

 そのセレッソ大阪のキンチョウスタジアムが2021年3月に改修を終えると、関西4クラブ全てが専用スタジアムで試合を行なうことになる。今後は運営や演出などでクラブの特色や企画力が、より問われることになるだろう。京都にとって、今回のプレシーズンマッチは初めての開催ということもあり、手探りな面があったことは否めないが、3月1日にホーム開幕戦を迎えるJ2リーグや、3月27日に行なわれるU-23日本代表対U-23南アフリカ代表の視察などでノウハウを蓄積していく。このスタジアムのスペックを最大限に引き出そうと、各部署の社員やスタッフは高いモチベーションで今季を迎えている。

 昨季はJ1昇格争いに絡んで、復活への兆しを見せた京都。新スタジアム元年を迎える今季、サンガスタジアム by KYOCERAで果たしてどのような試合やイベントが行なわれるのだろうか。モダンテイストあふれる『行く価値あり!』なスタジアムでの飛躍が期待される。

取材・文●雨堤俊祐(フリーライター)

【京都 2-3 C大阪 PHOTO】接戦の初陣!試合後にはゴール裏からコールと共に熱いメッセージが・・・!

【京都サンガPHOTO】「スゲェ…」「感動!」サポーター大興奮の新スタジアム"こけら落とし"ギャラリー!
 

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト責任編集
    2月12日発売
    データ満載のNo.1名鑑
    2020 J1&J2&J3
    選手名鑑
    56クラブを完全収録!!
    詳細はこちら

  • 週刊サッカーダイジェスト サッカーダイジェスト3月12日号
    2月27日発売
    2020年シーズン
    J1&J2全40クラブの
    「最新序列」
    開幕戦で見せた全容は?
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト ワールドサッカーダイジェスト
    2月6日発売
    欧州強豪クラブの
    最終スカッドが確定!
    「冬の選手名鑑」
    写真&コメント付き
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVol.30
    1月17日発売
    完全保存版!
    第98回高校選手権
    決戦速報号
    静岡学園が24年ぶりV
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ