ポポヴィッチ監督は守備面で手応え。課題はやはり…
現在の主力と目されるメンバーが出場していた2本目の18分までの時間帯は「引き分けに終わった」(小田)ものの、パスワークで相手を崩す横浜FMに対して、ボールを持たれることを想定しながら、むしろ守備力の耐久性が際立った試合となった。2本目の途中、メンバーが大きく代わってからのゲームは、ゴールこそ奪えなかったものの、チャンスを量産したことでオフェンス面での収穫も少なくなかった。
ポポヴィッチ監督は横浜FM戦後、こう言っていた。
「すべてが完璧に守れたわけではないが、守備は改善されたし、チームが成長した姿を見せられたということが重要。アイディアや攻撃するための意図、さらには連動性やコンビネーションも非常に良くなっていると感じたが、あとは決定力。あれだけチャンスを作って結果は敗戦だったということは、決め切ることが課題になる」
ポポヴィッチ監督は横浜FM戦後、こう言っていた。
「すべてが完璧に守れたわけではないが、守備は改善されたし、チームが成長した姿を見せられたということが重要。アイディアや攻撃するための意図、さらには連動性やコンビネーションも非常に良くなっていると感じたが、あとは決定力。あれだけチャンスを作って結果は敗戦だったということは、決め切ることが課題になる」
45分×2本のゲームを通して、主力組が出場した時間帯は、守備面の成果を披露し、主力組に食い込もうとアピールに余念がなかった選手たちがチャンスを得た時間帯は、「攻撃面に大きな収穫があった」(ポポヴィッチ監督)。J1王者のセカンドチームを相手にした“腕試し”は、町田にとって、有意義なスパーリングマッチとなった。
取材・文●郡司 聡(フリーライター)