決してハイレベルな争いではなかったJリーグ。アントラーズやフロンターレの逆襲に期待
Jリーグアウォーズで発表された今シーズンのMVPは、マリノスの仲川だったけど、これに関しては僕も同じ意見だよ。得点王を獲得したという事実もさることながら、PKを蹴らずに15得点したというのも評価できる。攻撃では周りのブラジル人たちとすごく良い波長でコンビネーションが合っていたし、あれだけ攻撃面で貢献しながら守備でもきっちりと機能していた。日本代表に選ばれるのもちょっと遅かったくらいじゃないかな?
この仲川の活躍をはじめ、終盤戦はマリノスの勢いが際立っていたけど、逆に言えば周りが落ちていったクライマックスだったとも言える。ハイレベルな競争になっていたとは、決して言い切れないし、ちょっと大味なリーグ戦だった印象だ。
この仲川の活躍をはじめ、終盤戦はマリノスの勢いが際立っていたけど、逆に言えば周りが落ちていったクライマックスだったとも言える。ハイレベルな競争になっていたとは、決して言い切れないし、ちょっと大味なリーグ戦だった印象だ。
前述したようにFC東京やアントラーズは移籍や怪我人で崩れてしまったし、フロンターレも期待の外国人選手がなかなかフィットせず、夏場に失速。レッズやジュビロといった一時のJリーグの看板チームも大きく低迷してしまった。せめて来季は、無冠に終わったアントラーズや3連覇を逃したフロンターレなどが“こんなはずはない”となってくれれば面白いけどね。
マリノスもここ数年は優勝争いから遠ざかっていて、昨季12位からの巻き返しだった。今季の強さが本物なのかどうか、その真価は来季以降に問われることになるだろうね。