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高校世代No.1アタッカーの早すぎる終幕…多くの成功と挫折を味わった桐光学園のエース、西川潤が最後に見せた涙

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2019年11月30日

何度もスポットライトを浴びたが、その分だけ鼻をへし折られてきた

 そして最後の最後に再び味わった挫折。取材中に見せた涙を思えば、今はまだ頭の中を整理できていないのかもしれない。しかしそれは、心底強い想いでチームを背負ってきたからこそなのだろう。

「高校3年間、桐光学園だけではなく、代表やJクラブの活動に行かせてもらって、自信にもなりましたし、成長できたと思います。桐光学園ではいろんな人の支えがありました。監督やチームメイト。自分が(代表やJクラブの活動で)いない中でもいろんなことをしてくれたので、本当に感謝しかない」

 代表やC大阪の活動でチームを留守にする時期も多かったものの、仲間たちに支えられてきた。誰よりも仲間への気持ちが強かったのもそのためだ。だからこそ、結果で応えられなかったことを悔やんだ。

 成功の陰には挫折がある。西川は何度もスポットライトを浴びたが、その分だけ鼻をへし折られてきた。その度に「この敗戦を無駄にしたら意味がない」と言い聞かせ、成長の糧にしてきた。

「この想いは忘れずに次につなげたい」

 最後の選手権は笑顔で終われなかった。だが、これで終わりではない。再び高みへと這い上がるべく、プロの世界に足を踏み入れる。

取材・文●松尾祐希(フリーライター)
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