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【現役の眼】元日本代表MF、橋本英郎が見たベネズエラ戦のポジティブ要素。流れを作ったのは4人のJリーガー

カテゴリ:日本代表

橋本英郎

2019年11月21日

後半の戦い方は普段からコンビネーションを合わせていないチームにとって有効なやり方

 MF、DFラインの選手もコンパクトな状況になっていたので、面白いようにボールを回収していきました。その連動の奪い取る場面では山口選手が出てきます。

 このプレスの連続から最終的には永井選手起点からグラウンダーのパスを山口選手がペナルティエリア外側からシュートしてゴールになりました。

 強気な前向きなプレーがゴールを呼び込みしました。多少ミスキック気味のシュートでしたが、その思い切りの良さが相手選手に当たり、ゴールに入るという結果に繋がったわけです。

 最終的なスコアは4対1。後半、ベネズエラは4点差で勝っていることもあり、ペースが落ちた部分はありましたが、勝つ方法を国内組でも少し見せてくれたと僕は捉えています。ネガティブな要素がたくさんあった試合でしたが、その中からでもポジティブな要素は次戦に繋げていってもらいたいです。

 後半から見せた戦い方は、普段コンビネーションを合わせていないチームにおいて、ひとつの有効な方法です。ハイプレス、全力守備から前線へ向かって全力で推進力を生み出し、湧き出るように攻撃参加をする。

 リスクはありますが、リスクをみんなで感じ、それをみんなでカバーし合う。2次予選の間に、このようなメンバーでの試合をひとつでもいいのでみたいものです。

<了>

橋本英郎

PROFILE
はしもと・ひでお/1979年5月21日生まれ、大阪府大阪市出身。ガンバ大阪の下部組織で才能を育まれ、1998年にトップ昇格。練習生からプロ契約を勝ち取り、やがて不動のボランチとして君臨、J1初制覇やアジア制覇など西野朗体制下の黄金期を支えた。府内屈指の進学校・天王寺高校から大阪市立大学に一般入試で合格し、卒業した秀才。G大阪を2011年に退団したのちは、ヴィッセル神戸、セレッソ大阪、長野パルセイロでプレーし、昨季から東京ヴェルディに籍を置く。日本代表はイビチャ・オシム政権下で重宝され、国際Aマッチ・15試合に出場した。現在はJリーガーとして奮闘する傍ら、サッカースクールの主宰やヨガチャリティー開催など幅広く活動中。Jリーグ通算/438試合・21得点(うちJ1は339試合・19得点/2018年12月20日現在)。173センチ・68キロ。血液型O型。

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