グループHのチェルシー対アヤックスは序盤から点の取り合いに。２分にセットプレーからオウンゴールで先制した後者は、その直後にPKをジェルジーニョに決められ、追い付かれる。

　20分に右サイドからのクロスにプロメスが合わせて、再びリードを奪うと、35分にはジイェフが角度のないところからFKで狙い、ポストに当たったボールがGKケパに当ってゴールを割った。

　前半だけで３ゴールを奪ったアヤックスは、さらに55分に加点し、勝負を決めたかに思われた。だが、63分に１点を返されると、71分にハンドでPKを与えたフェルトマンとその前にファウルを犯したブリントの両CBがともに２枚目のイエローカードを受けて退場。９人での戦いを強いられる。

　そのPKをジョルジーニョが決めて、１点差に追い上げたチェルシーは、その３分後にCKのこぼれ球をジェームズが決めてついに同点。さらに数的優位を活かして攻め込み、アスピリクエタがこの日２点目を奪ったかに思われたがVARで取り消しに。勝ち越しゴールは奪えず、壮絶な撃ち合いは４－４で決着した。

　H組は、この両チームと、リールに４-１で快勝したバレンシアが勝点７で並び、三つ巴の争いが最後まで続きそうだ。

　５日に行なわれたCL８試合の結果は以下の通り。※左側がホームチーム。（　）内は勝点。

【グループE】
ナポリ（８）　１－１　ザルツブルク（４）
リバプール（９）　２－１　ヘンク（１）

【グループF】
ドルトムント（７）３―２　インテル（４）
バルセロナ（８）　０－０　スラビア・プラハ（２）

【グループG】
ゼニト（４）　０－２　RBライプツィヒ（９）
リヨン（７）　３－１　ベンフィカ（３）

【グループH】
バレンシア（７）　４－１　リール（１）
チェルシー（７）　４－４　アヤックス（７）

構成●サッカーダイジェストWeb編集部