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8戦未勝利で降格ゾーンは目の前に…。残り4節で、湘南は「守る」べきなのか、「攻める」べきなのか?

カテゴリ:Jリーグ

佐藤香菜(サッカーダイジェスト)

2019年11月06日

真逆の姿勢のどちらを大事にするべきか

最年長の梅崎(7番)と主将の大野(8番)は、精神的支柱としてチームを牽引する。(C)SOCCER DIGEST

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「攻守においての最後の精度、そこかなと思います。ここ最近は簡単に失点していますし、そこで難しい展開が増えている。いかにゼロで引っ張れるかによって内容も変わってくるし、うちのペースになると思うので、後ろとしてはすごく責任を感じています」

 直近の5試合で、1得点・19失点。

 攻守ともにかなり課題があるこの難しい状況について、チーム最年長の梅崎司の言葉に、ヒントがあるように感じた。

「僕らは守備がベースで、前線からハイプレスで連動していく、相手を壊すような守備をしていくのが、やっぱり一番の魅力だった。それでリズムをつくれていたところもあったと思います。でも大量失点が続いていることもあって、まずは失点をしないことがチームとして必要だった」

「やらせない守備というのは少なからずチームとして手応えはあります。ただ、自分たちの一番の強みがいま出せていないのは事実。『前から行こう』という話はしているんですけど、潜在意識の中で『やられたくない』という思いがみんなあるんじゃないかと感じます」

“失点しない守備”と“壊しに行く守備”。真逆の姿勢のどちらを優先、あるいは重視すべきなのか、チームの中には迷いがあるようだ。
 
 そして梅崎はこう続けた。

「自信を持ってどれだけできるかだと思います。(若い選手たちには)自分の良さを存分に出す意識を持ってもらうのが一番だと思う。ただ、サッカーは個人でできるものではないし、チームとしての戦いがないと“個人”も出せない。自分たちが今、一番どうあったら“らしく”戦えるのかというのを、しっかり話し合っていくことが重要だと思います」

 大量失点と得点力不足という課題を抱えながらJ2降格圏が目前に迫る状況の中で、チーム、選手たちはどんな姿勢で戦うべきか。多くのサポーターは、湘南ベルマーレの“らしい”スタイルが観たいと思っているのではないだろうか。

取材・文●佐藤香菜(サッカーダイジェスト編集部)
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