「ありえないスピード」で夢を叶え続けるエムバペ。バロンドール受賞はいつ?

カテゴリ:ワールド

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2019年10月29日

バロンドール受賞は最短で…。

10月22日のCLクラブ・ブルージュ戦では、途中出場で3ゴール・1アシストの離れ業を演じた。(C)Getty Images

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 そしてエムバペは、19歳でまたひとつの大きな夢を叶えてしまう。ワールドカップ優勝だ。2018年夏にロシアの地で栄光の背番号10を纏い、全7試合に出場して4ゴール。10代での決勝出場と優勝はブラジルのペレ、イタリアのジュゼッペ・ベルゴミに続く史上3人目で、決勝でのゴールはペレ以来史上2人目という快挙だった。惜しくも大会MVPこそ逃したが、最優秀ヤングプレーヤーに輝き、ベスト11にも選出された。

 とんでもないスピードで夢を叶え続け、数々のレコードを打ち破ってきたエムバペ。これらをすべてティーンエージャーで成し遂げたとは、にわかには信じがたい。

 現時点で残された未達のタイトルは、バロンドール、FIFA最優秀選手賞、CL優勝、EURO優勝などだろうか。

 バロンドールは初ノミネートだった17年が7位(18歳9か月でのノミネートは史上最年少)で、18年が4位だった(新設された若手バロンドールでは1位)。
 では、19年はどうか。18-19シーズンはリーグ・アンで得点王(33ゴール)、最優秀選手、優勝の3冠に輝いた。しかし、プレミアリーグ、ラ・リーガ、セリエA、ブンデスリーガなどとの成績とは同一視できないのも事実。さらに大きな評価基準となるCLでは8試合・4得点とそこそこの成績に終わり、チームもラウンド・オブ16で敗退した。6位に終わったFIFA最優秀選手賞と同じく、19年のバロンドール受賞は難しいかもしれない。

 むしろチャンスが広がるのは20年か。パリSGではCL、フランス代表ではEUROで優勝に現実味がある。エースとしていずれかの優勝に貢献すればその可能性はグンと高まるし、ダブル制覇となればバロンドールの最有力候補に躍り出るだろう。

 仮に20年に21歳でのバロンドール受賞となれば、元ブラジル代表FWのロナウドの最年少レコード(1997年)と並ぶことになる。

 これまで数々の夢をとんでもないスピードで叶えてきたエムバペならば、決して不可能な夢ではないだろう。「DREAM SPEED」はまだまだ続くのだ。

構成:ワールドサッカーダイジェスト編集部






 
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