MF
28　脇坂泰斗　5.5（64分OUT）
大舞台に緊張したか３度の決定機を決め切れず。中央突破の際にはシンプルにボールをつなぎ、前半アディショナルタイムにCKから同点弾を演出するも、交代時には悔しそうな表情を浮かべた。
 
41　家長昭博　6.5
柔軟にポジションを変えながらチャンスを演出。38分、43分には良質なクロスを送るも、ゴールにつながらなかったのは残念だが、彼の働きなくして川崎の攻撃は成り立たなかった。
 
８　阿部浩之　6.5（91分OUT）
さすがの決定力！　前半アディショナルタイムにCKのこぼれ球を冷静に蹴り込んで同点ゴールを奪いチームを救った。攻撃の潤滑油にもなった。
 
FW
９　レアンドロ・ダミアン　5.5（73分OUT）
気合い十分で動き出しも鋭く、守備でも貢献。しかし19分のシュートはポストに当ててしまうなど、２度の絶好機をフイに。今日は彼の日ではなかった。
 

交代出場
MF
14　中村憲剛　６（64分 IN）
満を持して64分に登場。その４分後にはオフサイドになったものの家長に秀逸なスルーパスを通すなど攻撃にリズムを加え、109分にはCKから小林のゴールを演出した。
 
FW
MAN OF THE MATCH
11　小林 悠　８（72分 IN）
１-１の状況でピッチへ。なかなかボールが出てこなかったが、88分に大島のパスを巧みにトラップして一時、勝ち越しとなるゴールを奪うと、退場者を出した後の109分には値千金の同点弾を奪取！　ストライカーとしての嗅覚は実に素晴らしかった。新井と悩みながらMOMに選出。
 
MF
16　長谷川竜也　６（91分 IN）
ドリブルにキレがあり、左サイドを突破。小林の２点目につながるCKを奪ったのも彼だった。
 
DF
26　マギーニョ　６（100分 IN）
谷口の退場を受けてスクランブルで出場。ひとり少ないなかで右サイドでボールを持ち運んだ。
 
監督
鬼木　達　6.5
CFにL・ダミアン、トップ下に脇坂を起用して小林と中村はベンチに温存。先手は取られたが、88分に逆転に成功するまでは上手くゲームを運べたと言えるだろう。延長では谷口の退場にも焦らずに長谷川、マギーニョを投入して攻撃を構築。よく同点へ導き、悲願の大会制覇を勝ち取った。
 
※MAN OF THE MATCH＝取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「６」を及第点とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 
取材・文：本田健介（サッカーダイジェスト編集部）
 
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