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【セルジオ越後】興梠の活躍ぶりは銅像級。ただしエースの輝きに頼ってばかりじゃレッズに未来はない!

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年10月24日

興梠の活躍は素晴らしいが、チームとしてのジレンマにも

 それにしてもレッズは、本当に興梠に助けられているよね。ラウンド16の蔚山現代戦しかり、準々決勝の上海上港戦しかり。リーグ戦でもここぞという勝負どころでは、興梠が重要なゴールを決めている。これでACLに優勝したら、クラブは興梠の銅像を立てなくちゃね(笑)。

 ただ、クラブはそのエースの活躍を喜んでいるばかりじゃ、進歩はないよ。興梠におんぶにだっこじゃ、負担が大きすぎる。実際に彼以外に点を取れる選手が出てこないから、Jリーグでも低迷しているんだ。本来なら、33歳の興梠にとって代わるような勢いのある若手が出てこなければ、チームとしても新陳代謝は進まない。興梠の活躍は素晴らしいけど、そこがチームとしてのジレンマとも言えるかもしれない。

 さらに言えば、槙野や阿部、鈴木、西川と、浦和の選手たちの顔ぶれは、やはりベテラン化してきていると言わざるを得ない。もちろん、東京五輪世代の橋岡やリオ五輪世代の関根、岩波といった若手や中堅もいるけど、これからも勝ち続けるにはいつまでもベテランたちに頼ってばかりでは、その先の未来はないよ。

 とはいえ、せっかく決勝まで勝ち進んだACLなんだ。誰が活躍しようが、優勝しなかったら何の意味もない。レッズは今季、もはやこのタイトルしか残されていないし、おそらく来シーズンはリーグ戦の低迷や天皇杯で敗退していることから、ACLに出場することはできない。だから、余計にこのACLタイトルに全力を注いで獲りに行かなくてはね。
 
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