およそ1億円の勝利ボーナスが懸かっていたとも
浦和レッズの鮮やかな“3-0”勝利に、中国メディアも脱帽だ。
現地水曜日に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ準決勝、広州恒大(中国)戦の第2レグ。ホームでの第1レグを2-0でモノにしていた浦和は、終始攻め込まれる展開もGK西川周作を軸に粘り強く弾き返し、50分にエース興梠慎三が値千金のヘッダーを決める。2戦合計3-0として俄然優位に試合を進め、その後の広州恒大の猛攻も見事にシャットアウト。2年ぶりのファイナル進出を手繰り寄せた。
この一戦を大々的に報じたのが、中国の全国スポーツ紙『新浪体育』だ。広州恒大の詰めの甘さを指摘しつつも、浦和の試合巧者ぶり、攻守両面における高い連動性を絶賛した。
「もはや浦和は、完全なる中国キラーだと褒めるほかない。今季のACLを通して、中国勢は6試合を戦ってひとつも浦和に勝てなかった。北京国安が1分け1敗、上海上港が2分け、そして広州恒大が2敗という有り様。彼らは言わばスーパーリーグのビッグ3である。なんとも情けない限りだ。
浦和はJ1リーグで残留争いの最中にあるが、ACLにはめっぽう強い。とりわけ決勝トーナメントLでの勝ち方を熟知しており、180分間でいかに振る舞うべきか、ホームゲームでのアドバンテージをどう活かすべきかをよく心得ている。広州恒大は過去にACLのノックアウトラウンドで日本勢に負けたことはなかったが、そんなジンクスなど浦和にはまるで通じなかった。
彼らはトータルスコアをしっかりと把握しながら冷静に戦況を見定め、チーム全体が有機的に動き、ミッションを達成してみせた。中国勢は浦和から大いに学べるだろう。そして来季こそは我々が、アジアのトップに返り咲かなければならない」
現地水曜日に行なわれたアジア・チャンピオンズリーグ準決勝、広州恒大(中国)戦の第2レグ。ホームでの第1レグを2-0でモノにしていた浦和は、終始攻め込まれる展開もGK西川周作を軸に粘り強く弾き返し、50分にエース興梠慎三が値千金のヘッダーを決める。2戦合計3-0として俄然優位に試合を進め、その後の広州恒大の猛攻も見事にシャットアウト。2年ぶりのファイナル進出を手繰り寄せた。
この一戦を大々的に報じたのが、中国の全国スポーツ紙『新浪体育』だ。広州恒大の詰めの甘さを指摘しつつも、浦和の試合巧者ぶり、攻守両面における高い連動性を絶賛した。
「もはや浦和は、完全なる中国キラーだと褒めるほかない。今季のACLを通して、中国勢は6試合を戦ってひとつも浦和に勝てなかった。北京国安が1分け1敗、上海上港が2分け、そして広州恒大が2敗という有り様。彼らは言わばスーパーリーグのビッグ3である。なんとも情けない限りだ。
浦和はJ1リーグで残留争いの最中にあるが、ACLにはめっぽう強い。とりわけ決勝トーナメントLでの勝ち方を熟知しており、180分間でいかに振る舞うべきか、ホームゲームでのアドバンテージをどう活かすべきかをよく心得ている。広州恒大は過去にACLのノックアウトラウンドで日本勢に負けたことはなかったが、そんなジンクスなど浦和にはまるで通じなかった。
彼らはトータルスコアをしっかりと把握しながら冷静に戦況を見定め、チーム全体が有機的に動き、ミッションを達成してみせた。中国勢は浦和から大いに学べるだろう。そして来季こそは我々が、アジアのトップに返り咲かなければならない」
広州恒大の選手たちは浦和を破ってファイナル行きを決めれば、総額100万ドル(約1億900万円)のボーナスを手にしていたという。最後に同紙は「それがむしろ選手個々の焦りを助長し、プレー精度を狂わせたか。浦和は淡々と時間を費やして、ペースを崩すことがなかった」と論じている。
さあ、アジアの頂点まであとひとつ! 決勝の相手は2年前と同じ、サウジアラビアの名門アル・ヒラルだ。第1レグは11月9日にリャドで、第2レグは同24日に埼玉で開催される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
さあ、アジアの頂点まであとひとつ! 決勝の相手は2年前と同じ、サウジアラビアの名門アル・ヒラルだ。第1レグは11月9日にリャドで、第2レグは同24日に埼玉で開催される。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部