攻撃的な役割を柴崎に依存するしかない状況も打開しておく必要がある
おそらく今後も対戦相手や試合ごとのテーマに応じて柴崎のパートナーは変わっていくはずだ。現状では橋本、遠藤が軸になり、高さも備えた板倉滉や中山雄太らが五輪等を経て成長するのを待つ流れで、ここは本当に競争になる。フローニンへンでスタメンの座を掴んだ板倉は次のステップが大きな転機になるだろうし、日本代表戦に出場し続ければ、やがて橋本にも欧州進出の機会が訪れる可能性が高い。
しかし一方で、攻撃的な役割を柴崎に依存するしかない状況も、どこかのタイミングで打開しておく必要がある。現在はU-22代表で軸になる田中碧が背中を追っているが、同年代でも故障が長引いた大島僚太もようやく復帰し、ヘーレンフェーンからベルギーの古豪ベベレンに新天地を求めた小林祐希も候補の一角。リスクの少ない2次予選の段階で、選択の幅を広げておきたいところだ。
文●加部 究(スポーツライター)
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