【名古屋】イタリア人指揮官の“集中講義”は何をもたらすか?監督交代から2週間で明確になった課題と収穫

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2019年10月06日

代表ウィークの1週目には、3日間の非公開練習で“集中講義”を施す予定

 ただしその裏腹としての課題は眼前にそびえたっている。負けてはいないが、勝ってもいない。自動降格圏の17位の足音すら聞こえてきた現状において、残り8戦から始まった新体制の初戦2試合で勝点2しか獲得できなかったのは、なかなかに手痛い結果だった。「シンプルにそれが一番怖いですからね」と太田が断言するジョーを使った縦に速い攻撃は一定の効果を得られているが、それもゴールが増えていかなければ単調で防ぎやすいただの放り込みになってしまう。

 一本のパスが得点になればベストで、そこから別の攻撃が派生していくことがおそらくはチームの狙いなのだろうが、運動量や走力の部分を含めてまだ本来の期待値は発揮されるに至っていない。そこは決めてほしいという場面も大分戦ではあったが、攻撃の平均点を上げる作業もまた必要だ。
 

 名古屋はしっかりと歩を進めている。しかしそのスピードはまだ勝利に追いついていない。すでに前回の勝利からは2か月が経過し、走っても走っても勝利のしっぽは掴めないままだ。幸運にも次節の仙台戦までは代表ウィークのために2週間の準備期間がとれるのだが、フィッカデンティ監督はその1週目、つまり試合のない週としては異例の非公開練習を3日間も設定し、“集中講義”を選手たちに施す予定だ。収穫した好材料をもとにチームの熟練度を高め、課題の克服につなげられるか。次戦からの名古屋は、真の意味で崖っぷちでの戦いが始まるのだが、どれだけ進歩するかという期待感もまだ十分に残っている。

取材・文●今井雄一朗(フリーライター)
 

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