大迫の代役が務まる”FW”は…
10月シリーズの焦点となるのは、FWだ。9月シリーズからメンバーが変わり、鈴木武蔵と負傷離脱した大迫勇也の代わりに、浅野拓磨(パルチザン)と鎌田大地(フランクフルト)が招集されている。先月の2試合から唯一の変更点となった前線は、どんな組み合わせになるのか。FWの人選について、森保監督は浅野と鎌田を「ふたりは所属チームで継続して試合に出て、良いパフォーマンスを出している」と称え、選出の理由を明かしている。
永井と浅野はスピードを武器とする同タイプだが、9月シリーズから継続招集されている永井のほうが序列は上だろう。大迫のように前線で「起点を作る」という点では、より技術が高い鎌田のほうが上かもしれないが、指揮官が「要求すれば起点となるプレーもこれまでの活動のなかで見せてくれています」と永井に期待を寄せていることも踏まえれば、やはり永井がスタメン候補の筆頭と予想する。
しかし、その永井に関しても、森保体制下での出場記録は2試合・82分と少ない。これまで、大迫は最前線でポストプレーに奔走し、中島、南野、堂安ら2列目のアタッカーを活かしてきた。彼らとのプレー経験が少ない永井には、どうしても連係面の不安が拭いきれない。
そこで、ひとつの選択肢として可能性がゼロではないのは、南野の最前線での起用。実際に大迫が不在だった3月のコロンビア戦では、65分に鈴木武蔵を香川真司に代え、南野を一列前に上げたケースもある(香川はトップ下で起用)。今回のメンバーに当てはめるならば、南野を最前線で使うと、シャドーの最適人材は久保建英あたりになるか。
ただし、そのコロンビア戦でも、最前線のスタートは純粋なFWである鈴木だった。今回もまずは永井の先発のほうがファーストチョイスの可能性が高いが、途中から前線を南野と久保のコンビにする可能性もゼロではないかもしれない。
文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
しかし、その永井に関しても、森保体制下での出場記録は2試合・82分と少ない。これまで、大迫は最前線でポストプレーに奔走し、中島、南野、堂安ら2列目のアタッカーを活かしてきた。彼らとのプレー経験が少ない永井には、どうしても連係面の不安が拭いきれない。
そこで、ひとつの選択肢として可能性がゼロではないのは、南野の最前線での起用。実際に大迫が不在だった3月のコロンビア戦では、65分に鈴木武蔵を香川真司に代え、南野を一列前に上げたケースもある(香川はトップ下で起用)。今回のメンバーに当てはめるならば、南野を最前線で使うと、シャドーの最適人材は久保建英あたりになるか。
ただし、そのコロンビア戦でも、最前線のスタートは純粋なFWである鈴木だった。今回もまずは永井の先発のほうがファーストチョイスの可能性が高いが、途中から前線を南野と久保のコンビにする可能性もゼロではないかもしれない。
文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)