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いま森保ジャパンで試したい国内組プレーヤー。ポスト大迫勇也、手薄なボランチに新たな人材は?

カテゴリ:Jリーグ

加部 究

2019年10月01日

本来なら今こそ酒井高徳が活躍するタイミングだが…

酒井高徳は8月に神戸加入後、左サイドバックで攻守に存在感を示す。代表復帰は果たして…。写真:山崎賢人(サッカーダイジェスト写真部)

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 次に意外と手薄なのが、柴崎岳に頼り切っている攻撃を組み立てるボランチだ。五輪チームとの兼ね合いもあるが、年内くらいは若手ナンバーワンの田中碧に託してみたい。川崎のチーム事情が良くないのが気がかりだが、昨年の今頃はまだ交代での出場チャンスを窺っていたわけだから、1年間で飛躍的に経験値が高まっている。縦パスのコースを探る能力に長け、リーチもあり、比較的推進力も持っているので、柴崎とは異質の味つけを見せてくれるはずだ。またオールラウンドな能力を備え、多様な可能性を秘めているのが白崎凌兵。状況判断と技術に優れ、よく走る選手なので、所属の鹿島とは異なるが中央で使ってみても面白いかもしれない。個で仕掛けるより、テンポ良く最適解を求めていくタイプなので、質の高い選手が揃う代表ではより輝く可能性がある。

 一方Jリーグでの充実ぶりを見る限り、現在神戸ではインサイドハーフでプレーしている山口蛍も、まだ退かせてしまうには惜しい存在だ。少なくとも橋本拳人や遠藤航に競いかける力は備えているので、もう少し時間をかけてベストを模索しても良い。
 
 そしてさらに手薄な状況に陥りかけているのがサイドバック。右が酒井宏樹、左は長友佑都で固めているが、一般的に息の長いポジションとはいえ、そろそろ長友の控えは確保したい。右には室屋成がいるのだが、左は攻撃的なオプションとしての安西幸輝の他に、守備力の担保出来る選手を探したい。本来なら今こそ酒井高徳が活躍するタイミングなのだが、どうしても代表引退の意思が固いようなら、ベテランの吉田豊やマジカルなFKが武器になる福森晃斗を活かす方法を探っておくべきかもしれない。

 最後に所属の柏が降格したので、時には手持無沙汰な試合もあるが、そろそろ中村航輔を復帰させることも視野に入れておくべきだと思う。

文:加部 究(スポーツライター)
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