J２では、責任企業を持たない市民クラブの松本山雅が、地域に根付いているクラブであることを証明するように、高い集客力と平均入場者数を記録し、大差で４年ぶりの優勝を果たした。「クラブと地域・サポーターが相思相愛の経営」と評価された。

　J３では、実際の順位は最下位と振るわなかったものの、マーケティングと財務状況の両部門でトップに立った北九州がこのマネジメントカップでは１位となった。「伸びしろしかないFM（フィールドマネジメント）面の改善をBM（ビジネスマネジメント）面の効果に繋げることが出来れば、さらなる成長も期待できるため、今後の北九州の動向に注目」と、総評はまとめている。

　J２、J３のクラブランキングは以下の通り。
※左から順位、チーム名、総計、部門別ポイント（マーケティング／経営効率／経営戦略／財務状況）

【J２】※満点は286ポイント
１　松本　　204（70／27／53／54）
２　千葉　　190（67／22／52／49）
３　山口　　188（64／32／65／27）
４　岐阜　　166（43／27／49／47）
５　栃木　　165（36／24／60／45）
６　大宮　　163（63／19／46／35）
７　新潟　　163（55／25／56／27）
８　大分　　162（35／34／57／36）
９　山形　　160（41／27／59／33）
10　岡山　　158（57／23／49／29）
11　京都　　156（52／22／50／32）
12　甲府　　152（65／27／32／28）
13　東京V　 150（29／21／60／40）
14　町田　　145（43／25／42／35）
15　横浜FC　143（50／18／39／36）
16　福岡　　135（53／16／41／25）
17　金沢　　128（32／22／40／34）
18　徳島　　123（41／12／28／42）
19　水戸　　113（32／25／36／20）
20　熊本　　113（27／21／36／29）
21　愛媛　　111（27／18／35／31）
22　讃岐　　107（32／19／31／25）

【J３】※満点は182ポイント
１　北九州　129（52／15／31／31）
２　相模原　124（36／22／49／17）
３　鹿児島　113（37／16／35／25）
４　鳥取　　112（33／21／40／18）
５　琉球　　109（28／14／39／28）
６　沼津　　98（30／16／32／20）
７　群馬　　96（34／16／27／19）
８　秋田　　95（36／14／20／25）
９　福島　　92（29／13／30／20）
10　富山　　88（20／14／30／24）
11　長野　　87（29／15／23／20）
12　盛岡　　86（28／5／22／31）
13　Y.S.C.C.横浜　74（18／20／26／10）
14　藤枝　　67（10／9／21／27）

※U-23チームはランキングに含まず

構成●サッカーダイジェストWeb編集部