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ミャンマーから2点は物足りない?「点差」はそれほど重要ではない【小宮良之の日本サッカー兵法書】

カテゴリ:連載・コラム

小宮良之

2019年09月13日

4年前のようなことはあってはならなかった

W杯予選の初戦を2‐0でモノにした森保ジャパン。組織プレーの練度が高かった。写真:金子拓弥

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 その結果、日本はボールを支配し、決定機をいくつも作り出した。それを決めきれなかったことは、すでに記したように課題である。しかし、作り出したこと自体は、チームとして上々と言える。

 日本の組織プレーは練度が高かったし、セカンドボールに対する反応は白眉だった。また、攻撃に入った時のスピード、コンビネーションも世界標準の高さを見せた。ほぼシュートを打たせず、バックラインと中盤、そして前線の各ラインが防御線を機能させながら、攻め続けたことも収穫だ。

 ワールドカップ予選のミャンマー戦で必要だったのは、確実な勝利である。前回、シンガポールに引き分けたようなことはあってはならなかった。その点、成果を示したと言えるだろう。

「点差」はそれほど重要ではない。

文●小宮良之

【著者プロフィール】
こみや・よしゆき/1972年、横浜市生まれ。大学在学中にスペインのサラマンカ大に留学。2001年にバルセロナへ渡りジャーナリストに。選手のみならず、サッカーに全てを注ぐ男の生き様を数多く描写する。『選ばれし者への挑戦状 誇り高きフットボール奇論』、『FUTBOL TEATRO ラ・リーガ劇場』(いずれも東邦出版)など多数の書籍を出版。2018年3月には『ラストシュート 絆を忘れない』(角川文庫)で小説家デビューを果たした。
 
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