「現時点ではロシアのチームの方が強いというのは断言できる」
ミャンマー戦で貴重な先制点をマークした中島も今季ポルトでは厳しいスタートを強いられている。この苦境を打破しなければ、代表レギュラー死守も危うくなりかねない。実際、代表2列目には今回出番のなかった2018年ロシア・ワールドカップ組の原口元気(ハノーファー)もいるし、招集見送りとなった30代の香川真司(サラゴサ)と乾貴士(エイバル)の両ベテランも控えている。それを忘れてはいけない。
「現時点ではロシアのチームの方が強いというのは断言できる」と大迫も話していたが、それだけ今の若きアタッカー陣は未成熟ということになる。3年後を視野に入れ、彼らの伸びしろに期待することは重要だし、森保監督もそのためにあえて起用を続けているのも分かる。けれども、この先の2次予選、最終予選で同じような決定力不足を露呈していたら、日本のカタール行きも黄信号が灯りかねない。本大会に辿り着けたとしても8強超えは困難だ。日本攻撃陣の活性化は、若手のさらなる成長度にかかっているといっても過言ではない。
「現時点ではロシアのチームの方が強いというのは断言できる」と大迫も話していたが、それだけ今の若きアタッカー陣は未成熟ということになる。3年後を視野に入れ、彼らの伸びしろに期待することは重要だし、森保監督もそのためにあえて起用を続けているのも分かる。けれども、この先の2次予選、最終予選で同じような決定力不足を露呈していたら、日本のカタール行きも黄信号が灯りかねない。本大会に辿り着けたとしても8強超えは困難だ。日本攻撃陣の活性化は、若手のさらなる成長度にかかっているといっても過言ではない。
「いろんなところで競争ができてうれしい」とマジョルカに戻る久保は不敵な笑みを浮かべた。18歳の最年少アタッカーが堂々たる物言いをするのは自信がある証拠。
10月のモンゴル・タジキスタン2連戦までの1か月間で彼らはどの程度、個の経験値を高められるのか。「肝心な時にゴールを決め切れる存在」が続々と出てくるように、久保らにはフィニッシュの精度に日々こだわり続けてもらいたい。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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