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鹿島FW上田綺世の高校時代。恩師が「他のチームなら終わっていたかもしれない」と危惧した理由は?

カテゴリ:日本代表

松尾祐希

2019年09月09日

「守備はしないし、ぐうたらで変に要領が良かった(笑)」と鈴木監督

高校時代はあまり守備をしなかったという。それが他の選手の不満につながることもあったというが……。写真:松尾祐希

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 そして、迎えた最終学年。関東でも指折りのFWに成長した上田は、チーム内で圧倒的な存在感を示す。とりわけ、凄まじかったのは勝負強さだ。
 
 インターハイ予選の決勝ではCKのこぼれ球を拾うと、自陣のペナルティエリアから独走。50メートルを一気に駆け上がって、ひとりでゴールを決めてチームを全国大会出場に導いた。本戦では3回戦で姿を消したものの、2回戦ではアディショナルタイムに起死回生の同点弾。冬の選手権も予選決勝で鮮やかな直接FKを決めると、本大会の1回戦では自らの2ゴールで逆転勝利の立役者となった。県リーグでは18試合で33得点を挙げ、12月のプリンスリーグ関東参入戦は初戦で決勝弾、続く2回戦(昇格決定戦)では3得点の大暴れでチームの昇格に貢献した。
 
 勝負所でエースの仕事を果たす――。そこは高校時代から変わっていない。しかし、欠点も多い選手だった。守備は不得意で調子に波もある。監督からすれば、使いづらい一面があったのも事実だ。
 
「上田はふざけたところもあるけど、信じていれば、(ゴールという)答えを出してくれる。そこは今までの選手とは違うので、我慢する価値があった。仲間からも守備をしないと不満が出ましたけど、『こいつは得点を取ることが仕事だから』とは言えないけど、『上手くサポートしてくれ』と伝えました。下手したら他のチームに行っていれば、サッカー選手として終わっていたかもしれない。守備はしないし、ぐうたらで変に要領が良かったから(笑)。だけど、それも個性。良いところは伸ばして、ダメなところは高校生に対して先生として厳しく接しました」
 
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