
──インターハイで2回戦まで行ったことはどう捉えていますか?
1回戦の東福岡戦は相手が格上という意識を持って戦い、謙虚に自分たちのサッカーをやった結果として勝てました。次の2回戦も強豪の桐光学園。相手が格上だと分かっていました。0−0でPK負けとなりましたが、自分たちがやりたいサッカーをできていたので、冬の選手権に向けていい経験値が詰めました。
──個人としての課題は?
1対1で抜けなかったことですね。もっと1対1の強さを磨けたらなと思います。
──トライオンした「X(エックス)」について
フィット感も良かったので試してみたんです。このスパイクのコンセプトはスピード。なので、履いてみたら良かった。
──気に入ったポイントは?
軽くて、伸縮性も良いなと思いました。踏み込みもやり易かったです。
ピッチを縦横無尽に駆け回る宇山翔太(2年)はチームの心臓として奮闘。危険を察知する能力とバランス感覚に優れており、戦術面でも重要な役割を果たしている。

──桐光学園と東福岡とインターハイで対戦し、自信になった方が大きいですか?それとも差を感じた方が大きいですか?
少しは自信になりました。だけど、今はまだインターハイ。選手権になれば、もっとレベルが上がるし、もっと練習をしないといけないなと思っています。
──一番、全国で感じた差や課題は?
パススピードや球際で劣っていて、もっと練習でそこのところを意識してやらないといけないなと思いました。
──静岡もレベルが高いです。選手権予選を勝ち抜くために、どこを意識して戦いたいですか?
プリンスリーグに静岡県勢が6チームいて、ライバルが多い。僕自身、選手権が初めてなので自分の役割をはっきりさせたいですし、自分は2年生なので3年生のためにも頑張りたい。
──トライオンした「COPA(コパ)」について
前は別のメーカーのスパイクを履いていたのですが、最近アディダスを履くようになりました。今回試したCOPAはすごくフィットして蹴り易かったです。
──気に入ったポイントは?
自分のプレースタイルにも合っていると感じていて、今まで履いたことがなかったので、買って履いてみたいと思いました。あと、この色も好きなんです。
ここまで全国レベルでの経験が少ないチームだったが、このインターハイが飛躍のきっかけとなる予感がある。
チームを率いる片瀬監督も「お前たちは分かっていないかもしれないけど、全国優勝ってそんなに遠くないぞ」と選手たちの成長を感じ、選手たちもそれに呼応するように確かな手応えと全国に向けて取り組むべき課題を理解している。
夏の経験がチームをより強くする。名門・清水商の伝統が受け継がれる清水桜が丘が日本一になる日はそう遠くないはずだ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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