「覚悟を表現するというか、自分の逃げ道をなくす気持ちで決めた」
一方、覚悟を問われた山田は10番の提示をどう受け止めたか。
「湘南でしかも2回目のレンタル移籍。クラブスタッフ、監督、選手、コーチ陣、サポーターも『どうせ試合に出たら、またどこかに行っちゃうんでしょ』って心の片隅にでも思われるのがイヤだった。本気で湘南に来ている。その気持ちをピッチで表現しようと思っていたけど、紘司さん(坂本SD)が『10番空いているから着けていい』って言ってくれて。その覚悟を表現するというか、自分の逃げ道をなくす気持ちで決めた」
覚悟を覚悟で応えた背番号10。磐田戦での逆転弾直後、ゴール裏に向け、エンブレムを見せつけたのは湘南で戦う“覚悟”の表われだった。
山田が語る浦和での1年半は決して無意味ではなかった。湘南の練習に合流した際、曺貴裁監督からの言葉が嬉しかったという。
「曺さんは僕が最初に湘南に来た時のように、サビ付いているんじゃないかって思っていたかもしれない。でも練習後、“1年半、しっかりトレーニングしてきたな”と言われて嬉しかった。怪我をして、全然できない時もあったけど、練習量が足りないなと思ったとき、しっかりトレーニングを積んでいたから」そう笑った。
「湘南でしかも2回目のレンタル移籍。クラブスタッフ、監督、選手、コーチ陣、サポーターも『どうせ試合に出たら、またどこかに行っちゃうんでしょ』って心の片隅にでも思われるのがイヤだった。本気で湘南に来ている。その気持ちをピッチで表現しようと思っていたけど、紘司さん(坂本SD)が『10番空いているから着けていい』って言ってくれて。その覚悟を表現するというか、自分の逃げ道をなくす気持ちで決めた」
覚悟を覚悟で応えた背番号10。磐田戦での逆転弾直後、ゴール裏に向け、エンブレムを見せつけたのは湘南で戦う“覚悟”の表われだった。
山田が語る浦和での1年半は決して無意味ではなかった。湘南の練習に合流した際、曺貴裁監督からの言葉が嬉しかったという。
「曺さんは僕が最初に湘南に来た時のように、サビ付いているんじゃないかって思っていたかもしれない。でも練習後、“1年半、しっかりトレーニングしてきたな”と言われて嬉しかった。怪我をして、全然できない時もあったけど、練習量が足りないなと思ったとき、しっかりトレーニングを積んでいたから」そう笑った。
昨年12月、怪我で終わったシーズンを振り返り、山田は「すべてを受け入れてきた」と語った。大きな怪我も試合に出られない悔しさも、己の未熟さも焦りも何もかも。他人のせいにせず、意識を自分に向け、問い続けた。その答えが監督の言葉であり、磐田戦の逆転ゴールにつながった。
「これまで僕を応援してくれた人たちには心配と不安しか与えられなかった。そろそろ少しでも恩返ししていかないと」山田直輝の反転攻勢が始まる。
取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
【磐田 2-3 湘南 PHOTO】白熱の乱打戦を制したのは湘南!山田直輝の復帰弾含む3発逆転勝利!
【PHOTO】最後まで走り切った湘南!身体を張って守り抜いた末の勝利に選手も笑顔!
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取材・文●佐藤亮太(レッズプレス!!)
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