最後に、ともに故障で離脱したヨビッチとメンディにも触れている。アトレティコ・マドリー戦で足首を痛めた前者については、「88分しかプレーしておらず、アピールはできていない」とした一方、後者については高評価を与えている。

「バイエルン戦とアトレティコ戦で計90分間ピッチに立ったメンディは、左SBとして守備の堅さを垣間見ることができた。マルセロとは違うものを、チームにもたらしていた。しかし、大腿部の負傷により、どちらがジダンのファーストチョイスなのかの議論が先延ばしにされた」

　AS紙の見立てでは、これまでもっともアピールできているニューカマーは、“久保のライバル”とも目されているロドリゴと言えそうだ。

　マドリーのプレシーズンマッチは残り２試合。７日にレッドブル・ザルツブルク、11日にローマと対戦する。コパ・アメリカに参戦したため合流が遅れていたブラジル代表DFエデル・ミリタンもお披露目となりそうだ。

　　開幕までにジダン監督の信頼を掴める新戦力は、はたして……。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部