「僕らの世代が活躍して、上の世代を脅かしていかないと」
53分にセットプレーから先制すると、AZは開幕戦の緊張が一気にほぐれ、59分までに一気に畳みかけて3-0とした。
挽回することを諦めたF・シッタルトは、これ以上の失点を避けるべくブロックを作って守り続けた。AZも次々と選手を交代したため、試合が停滞ムードに陥るなか、菅原は「お客さんもつまらない試合を見たくない」と考え、「僕みたいな(試合に出る)チャンスをもらった選手はチームが勝てばいいというわけではない。だから『結果を出さなきゃいけない』という気持ちで走ってました」と、果敢にペナルティーエリア付近に顔を出し続けた。
こうして迎えた84分、本来のポジションから遠く離れた中央やや左の位置でボールを受けた菅原のパスは、いったん相手に渡ってしまうも、チームメイトがすぐにこれを回収。右から仕掛けたステングスがクロスを入れると、菅原がダイレクトで合わせてゴールになった。チームメイト、サポーターとともに喜びを爆発させた菅原だったが、シュートを撃った瞬間も、ゴールを決めた直後も冷静だったのだという。
「ボールが来て『フリーだ』と思った。蹴る瞬間に、敵がゴールのカバーに来てないのを見ながらシュートしました。本当に落ち着いてやれていた。海外のサポーターは熱いので、点を決めたあとはちょっと盛り上げようと思って、熱くやりました(笑)」
挽回することを諦めたF・シッタルトは、これ以上の失点を避けるべくブロックを作って守り続けた。AZも次々と選手を交代したため、試合が停滞ムードに陥るなか、菅原は「お客さんもつまらない試合を見たくない」と考え、「僕みたいな(試合に出る)チャンスをもらった選手はチームが勝てばいいというわけではない。だから『結果を出さなきゃいけない』という気持ちで走ってました」と、果敢にペナルティーエリア付近に顔を出し続けた。
こうして迎えた84分、本来のポジションから遠く離れた中央やや左の位置でボールを受けた菅原のパスは、いったん相手に渡ってしまうも、チームメイトがすぐにこれを回収。右から仕掛けたステングスがクロスを入れると、菅原がダイレクトで合わせてゴールになった。チームメイト、サポーターとともに喜びを爆発させた菅原だったが、シュートを撃った瞬間も、ゴールを決めた直後も冷静だったのだという。
「ボールが来て『フリーだ』と思った。蹴る瞬間に、敵がゴールのカバーに来てないのを見ながらシュートしました。本当に落ち着いてやれていた。海外のサポーターは熱いので、点を決めたあとはちょっと盛り上げようと思って、熱くやりました(笑)」
むしろ、興奮したのは前日、中村敬斗(トゥベンテ)がPSV相手にゴールを決めたときだった。
「ライブで見てました。いきなり8分で点を決めて、『うわ、やりおったな』と鳥肌が立った。彼とは15歳から一緒に励まし合ってやってます。こういう海外の地でプレーで励まし合えるということは、良い関係だと思います。僕らの世代が活躍して、上の世代を脅かしていかないといけないと思います。まだまだ日本には海外に来ることのできる選手がいっぱいいる。僕たちは日本人の先頭として頑張りたいと思います」
取材・文●中田 徹
「ライブで見てました。いきなり8分で点を決めて、『うわ、やりおったな』と鳥肌が立った。彼とは15歳から一緒に励まし合ってやってます。こういう海外の地でプレーで励まし合えるということは、良い関係だと思います。僕らの世代が活躍して、上の世代を脅かしていかないといけないと思います。まだまだ日本には海外に来ることのできる選手がいっぱいいる。僕たちは日本人の先頭として頑張りたいと思います」
取材・文●中田 徹