A代表デビューを果たした大迫は直近のJリーグでメンバー外。再びポジション奪回の争いへ
GK陣で最注目は広島の大迫敬介だ。クラブで不動の守護神として君臨していた大迫は、コパ・アメリカで代表初選出され、チリとの初戦でさっそくA代表デビューを果たした。4失点と悔しい結果に終わったとはいえ、堂々たるプレーぶりは大物感を漂わせていた。ただし、帰国後の17節・鹿島戦は林卓人にポジションを譲り、自身はメンバー外に。もう一度正GKの座を奪回する必要がありそうだ。
トゥーロン国際大会でさらにその名を挙げたのが、流通経済大のオビ・パウエルオビンナ。193㌢の高さと長い手足を武器にした迫力あるセービングが真骨頂。大学サッカー界では抜きん出た存在だ。
その他では、U-20ワールドカップで正GKを務めた京都の若原智也や、大迫とともにコパ・アメリカでA代表に初めて名を連ねた大分の小島亨介など、将来性抜群の若きGKのさらなる台頭を期待したい。
※『サッカーダイジェスト―特集・久保建英、新天地での未来予測』7月11日号(6月27日発売)より一部加筆・修正して転載。