「20代前半の選手よりも良いパフォーマンスを見せないと」
遠藤と同世代で、まだ現役を続けている選手はいる。だが、怪我やチーム事情などで思うように活躍できていない選手は少なくない。先述したとおり、先発落ちなど遠藤も難しい時間を過ごす時もあったが、着実に“復活”しつつある。まだまだその技巧は衰えていない。むしろさらに磨きがかかり、J1というトップリーグでスタンドを沸かせている。
「この歳になればね、いつレギュラーを外されてもおかしくない年齢だと思いますし、同じようなパフォーマンスなら、20歳の選手が使われることが多いでしょうし。だからやっぱり、20代前半の選手よりも、良いパフォーマンスを見せないと、フィールドには立てないと思うので。それを、プレーで示さないといけない。毎試合、毎試合が勝負。フィジカルの面でも、若手のほうが元気なので。そのへんは経験で上手くカバーしなければいけない部分はある。頭を使いながら、存在感を見せていければいい」
また、プレー面以外でもチームを盛り立てていく。松本戦の試合後には、18歳の中村敬斗とふたりだけで話していたり、試合中でもプレーが途切れれば、「ボールが止まった時がチャンス。その場その場で思ったことを伝えるのが一番良いので」と、積極的に味方に声をかける遠藤の姿があった。
「敬斗に関しては、まだ若い選手で、不慣れなポジション(左ウイングバック)をやっているので、なかなか上手くいかないところはあると思いますけど、動き出しのタイミングだったり、ポジショニングだったりは、常に声を掛け合いながらやらないといけないので。まあ、若い選手がどんどん出てきていますし、経験豊富なベテランともコミュニケーションを取りながら、ゲームを作っていきたい」
松本戦の自身の出来については、「もっとやれると思う。まだまだ満足はしていない」。物言いは静かだが、モチベーションはすこぶる高い。「次の試合に出られる保証はない。毎日アピールして、若手に負けないようにやっていきたい」と意気軒高だ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)
「この歳になればね、いつレギュラーを外されてもおかしくない年齢だと思いますし、同じようなパフォーマンスなら、20歳の選手が使われることが多いでしょうし。だからやっぱり、20代前半の選手よりも、良いパフォーマンスを見せないと、フィールドには立てないと思うので。それを、プレーで示さないといけない。毎試合、毎試合が勝負。フィジカルの面でも、若手のほうが元気なので。そのへんは経験で上手くカバーしなければいけない部分はある。頭を使いながら、存在感を見せていければいい」
また、プレー面以外でもチームを盛り立てていく。松本戦の試合後には、18歳の中村敬斗とふたりだけで話していたり、試合中でもプレーが途切れれば、「ボールが止まった時がチャンス。その場その場で思ったことを伝えるのが一番良いので」と、積極的に味方に声をかける遠藤の姿があった。
「敬斗に関しては、まだ若い選手で、不慣れなポジション(左ウイングバック)をやっているので、なかなか上手くいかないところはあると思いますけど、動き出しのタイミングだったり、ポジショニングだったりは、常に声を掛け合いながらやらないといけないので。まあ、若い選手がどんどん出てきていますし、経験豊富なベテランともコミュニケーションを取りながら、ゲームを作っていきたい」
松本戦の自身の出来については、「もっとやれると思う。まだまだ満足はしていない」。物言いは静かだが、モチベーションはすこぶる高い。「次の試合に出られる保証はない。毎日アピールして、若手に負けないようにやっていきたい」と意気軒高だ。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)