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惜敗もレンヌの観衆に採点「8」を贈られたなでしこ。とりわけスタンドを魅了したのは…【採点&寸評|日本1-2オランダ】

カテゴリ:日本代表

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年06月27日

レンヌの観客を完全に魅了。ボールを持つたび大きな歓声が起こった

華麗なドリブルワークでオランダの守備を翻弄した岩渕。ゴールだけが足りなかった。(C) Getty Images

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MF
17 三浦成美 7
守備面で労を惜しまず、多くの局面に顔を出してチームを助けた。このゲームでは前目のポジションでもリンクマンとしての才能を発揮。一戦ごとに成長していく姿は、このチームの象徴だった。
 
7 中島依美 6(72分OUT)
前半途中で、相手選手のヘディングを顔に食らうアクシデント。退場必至にも見える事故だったが、その後もプレーを続行。後半には、左足から強烈なミドルシュートを繰り出した。ベストの状態でプレーを見たかった。
 
FW
8 岩渕真奈 7.5(90+1分OUT)
中盤へ降りて組み立てに関わり、アタッキングサードでは、アイデア溢れるプレーで決定機を量産し、長谷川のゴールもアシストした。レンヌの観客を完全に魅了。岩渕がボールを持つたびに、意外性溢れるプレーを期待するスタンドからは、大きな歓声が起こった。
 
9 菅澤優衣香 6
効果的な動き出しとポストプレー、そして献身的な守備は、この日も味方を助けた。それでも悔いが残るのは得点に結びつけられなかったこと。前半のシュートチャンスは、完全に彼女の形にはまっていたのだが……。
 
交代出場
MF
15 籾木結花 6.5(72分IN)
中島の後を受けて、今大会初登場。80分には相手GKの好セーブにあったが、得意の左足で強烈なシュートを放つなど、これまでプレーできなかった鬱憤を晴らした。長谷川同様、別メニュー期間をきっちりと判断し、ピッチへ復帰させたフィジカルスタッフの手腕にも拍手。
 
FW
13 宝田沙織 -(90+1分IN)
1点を追うアディショナルタイムに、足をつった岩渕と交代で出場。トレーニングパートナーとして招集を受けた19歳は、今大会最後の交代選手とピッチに送り込まれるほどの信頼を勝ち取った。
 
監督
高倉麻子 5.5
攻守両面でしっかりとしたオランダ対策を施した。長短のパスで相手の足を止めておいてから、ラッシュをかけるゲームプランも見事にはまった。惜しむらくは、絶対的優位に立っていた時間帯で、試合を決め切る采配を振るえなかったこと。その結果、手負いのオランダに回復不能なワンパンチを浴びた。ヨーロッパの観衆を魅了するだけの素晴らしいチームを作り上げたが、多くのアクシデントにも阻まれ、チームを世界の頂きに導くことができなかった。
 
取材・文●西森 彰(フリーライター)
 
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