思考力がより求められるゲーム。本当に強い人だけが勝てるわけではない

大会の幕開けはKLab Sound Teamによるオープニングライブ。迫力のパフォーマンスで魅了した。

実況のサッシャさんを先頭に選手入場。ボールをピックアップして入場する様子が試合感を演出。
大会はまず、KLabGamesに所属するKLab Sound Teamのオープニングライブでスタート。『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』で実際に使用されている楽曲を生演奏し、会場の雰囲気を盛り上げた。このKLab Sound Teamは世界4都市のオフライン予選大会をすべて回り、パフォーマンスを行なうという。
そして、MCの井上マーさん、眞嶋優さんの登場に続き、『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生からのビデオレターによる開会宣言が行なわれると、いよいよ選手が入場。実況のサッシャさんが、さながら審判のようにステージ前の通路に置かれたボールをピックアップして、16名のプレイヤーとともにピッチならぬステージへ。「選手たち(プレイヤーたち)に自分たちが主役だと分かるような工夫をしようと思って」(藤好氏)、実際のサッカーの入場シーンのような演出が施された。
また競技が始まると、待機している選手たちはピッチ(ステージ)脇のベンチで他のプレイヤーの戦況を見つめることになり、「より気持ちを高めてゲームに入れるように」という工夫もあった。もちろん、気持ちを高めるという意味では、日本サッカーの聖地ともいうべき日本サッカーミュージアムでの開催は、うってつけの場所と言ってもいいかもしれない。この場所を開催地に選んだことについて、藤好氏は次のように想いを語った。
「自分もサッカーが好きなので、今回ここでやれるのは光栄ですね。ゲームの大会をこういう場所でやるのも珍しいことだと思うのですが、ちょうど『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』が6月で2周年になるんです。そのキャンペーンでキャラクターが日本代表のユニフォームを着ていることもあって、日本サッカーに縁の深い場所でやれたらな、というところから、様々な関係者の方々から『サッカーミュージアムもありますよ』と勧められたのがきっかけでした」
さて、16名のプレイヤーによる予選大会は1回戦から白熱のゲームが展開された。優勝候補と目された名のあるプレイヤーが序盤戦で姿を消したり、当日の飛び入りで参加した女性プレイヤーが会場を味方につけてPK戦を制するなど、波乱やドラマに満ちた展開が続く。藤好氏はゲームの魅力について、「『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』は操作が難しかったり、反射神経が必要だったりというアクション性の高いゲームではなく、相手の戦略を読んでどう返そうとか、どんな風に試合を作っていこうかという思考力がより求められるゲームです。また実際のサッカーでも起こり得る“ジャイキリ”も、リアルにあり得る確率で起きるので、本当に強い人だけが勝てるわけではありません。きっと熱量高くゲームを楽しめるんじゃないかと思います」と語る。
大会は、「初戦が一番緊張しました。遠くから来たので、早く負けたらどうしようかと…」という田中さんDL選手が決勝戦でPK戦を制して優勝。大会後のインタビューでは、「中学生の時にやっていたワールドユース編から見ていてシュナイダーが好きなんですが、育成の兼ね合いで使えていません」と自身の好みとは裏腹な実情も明かしてくれた。
このあと、優勝した田中さんDL選手は、9月に日本で開催される「DREAM CHAMPIONSHIP 2019」決勝大会に出場することになるが、オンライン予選は7月まで毎月上旬に実施され、8月上旬には最終予選大会が行なわれる。果たして、世界の強者たちが集う決勝大会では、どんなドラマが待っているのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
そして、MCの井上マーさん、眞嶋優さんの登場に続き、『キャプテン翼』の原作者である高橋陽一先生からのビデオレターによる開会宣言が行なわれると、いよいよ選手が入場。実況のサッシャさんが、さながら審判のようにステージ前の通路に置かれたボールをピックアップして、16名のプレイヤーとともにピッチならぬステージへ。「選手たち(プレイヤーたち)に自分たちが主役だと分かるような工夫をしようと思って」(藤好氏)、実際のサッカーの入場シーンのような演出が施された。
また競技が始まると、待機している選手たちはピッチ(ステージ)脇のベンチで他のプレイヤーの戦況を見つめることになり、「より気持ちを高めてゲームに入れるように」という工夫もあった。もちろん、気持ちを高めるという意味では、日本サッカーの聖地ともいうべき日本サッカーミュージアムでの開催は、うってつけの場所と言ってもいいかもしれない。この場所を開催地に選んだことについて、藤好氏は次のように想いを語った。
「自分もサッカーが好きなので、今回ここでやれるのは光栄ですね。ゲームの大会をこういう場所でやるのも珍しいことだと思うのですが、ちょうど『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』が6月で2周年になるんです。そのキャンペーンでキャラクターが日本代表のユニフォームを着ていることもあって、日本サッカーに縁の深い場所でやれたらな、というところから、様々な関係者の方々から『サッカーミュージアムもありますよ』と勧められたのがきっかけでした」
さて、16名のプレイヤーによる予選大会は1回戦から白熱のゲームが展開された。優勝候補と目された名のあるプレイヤーが序盤戦で姿を消したり、当日の飛び入りで参加した女性プレイヤーが会場を味方につけてPK戦を制するなど、波乱やドラマに満ちた展開が続く。藤好氏はゲームの魅力について、「『キャプテン翼 ~たたかえドリームチーム~』は操作が難しかったり、反射神経が必要だったりというアクション性の高いゲームではなく、相手の戦略を読んでどう返そうとか、どんな風に試合を作っていこうかという思考力がより求められるゲームです。また実際のサッカーでも起こり得る“ジャイキリ”も、リアルにあり得る確率で起きるので、本当に強い人だけが勝てるわけではありません。きっと熱量高くゲームを楽しめるんじゃないかと思います」と語る。
大会は、「初戦が一番緊張しました。遠くから来たので、早く負けたらどうしようかと…」という田中さんDL選手が決勝戦でPK戦を制して優勝。大会後のインタビューでは、「中学生の時にやっていたワールドユース編から見ていてシュナイダーが好きなんですが、育成の兼ね合いで使えていません」と自身の好みとは裏腹な実情も明かしてくれた。
このあと、優勝した田中さんDL選手は、9月に日本で開催される「DREAM CHAMPIONSHIP 2019」決勝大会に出場することになるが、オンライン予選は7月まで毎月上旬に実施され、8月上旬には最終予選大会が行なわれる。果たして、世界の強者たちが集う決勝大会では、どんなドラマが待っているのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部