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【三浦泰年の情熱地泰】コパ・アメリカ編|奇跡的に入手できた開幕戦チケット。しかしセレソンの心を感じ取れる試合では…

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年06月16日

開幕戦の結果はブラジルの3-0勝利も、VAR判定でなんとかゴールを挙げるようでは

華々しいオープニングセレモニーで幕を開けたコパ・アメリカ。開幕戦でブラジルは3対0でボリビアを退けたが……。

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 実はこの日の朝まで、まだ開幕戦「ブラジルvsボリビア」のチケットは手元になかった。日本代表スタッフにチケットがあるかを尋ねることは当然できず……。「どうしようかな?」と考えている時に日系の友人から連絡が入った。
 
「チケットがあったら行きますか?」と。僕にも「奇跡」が起きた。ここまでチケットを持っていそうな人たちに訪ねても、誰も「YES」とは言わない。
 
 そんななかで、奇跡はどう起こったか?
 
 サッカーの人脈からではない。居酒屋で出会った酔っぱらいのサッカー好きの僕の4つ上の人生の先輩だ。そこまでしたたかに酔っていたわけではないが、一緒に観戦しながら「酔っぱらいと書いておくから」と言ってあるので、親しみを込めて敢えてそう呼ぶことにする。居酒屋で偶然出会ったおじさんだ。
 
 そんなスーパーな出会いで観戦したコパ・アメリカ開幕戦で感じたことを書いておこう。どんな展開になるのか?
 
 開幕戦はどちらかと言うと凡戦、動かない試合が多い。本命が思うような内容で試合が運べない。その結果、負ける。それも0−1。もしくは引き分け、あるいは1−0の順当勝ちか。
 
 こんな試合になるのか、もうひとつは逆だ、ホームチームの圧勝。そして打ち合う試合は見たことがない。
 
 結果は3−0でブラジル代表の圧勝。鍵を握ったのは「VAR」だ。ビデオ判定によるゴール。これがなければ、「凡戦」の0−0か、1-0、0-1。感じたことはズバリ、セレソンの心を感じ取れる試合ではなかった、ということだ。
 
 試合の流れ、一つひとつのプレーの質、プレースピードは間違いなくレベルが高い。動くボール、走る選手、判断スピード、考えるセンス……と、一人ひとり上手いことは上手いが、良いお金をもらって大きなクラブに所属する選手がたくさんいるな、という感じ。もちろん、フィジカルの高さ、テクニックの高さ、そしてアスリートとしての能力に優れた選手たちであることは間違いない。
 
 しかし、そんな選手たちをもってしても、後半立ち上がりのVAR判定で得たPKによって、なんとか均衡を破り、ようやく試合を自分たちのモノにしたという感じだった。
 
 華麗なサッカーを披露していた80年代のブラジルを知る僕には、このVARでの得点には違和感を覚える。それは攻めあぐんで45分間点を取れず、ようやく奪ったゴールがVARによるPKでのもの……。この得点にサポーターは大はしゃぎしていたのだが、昔なら格下のボリビアを相手に攻めあぐみ、やっと決めたファーストゴールがVARのPKでは、「ヴイング」ものであろう。
 
 少し違和感を覚えながらも、なんとか生で見ることを実現。やはり、僕にとっては幸せな一日だった。次は日本代表vsチリ戦。今日と同じモロンビスタジアムだ。
 
 次も感じたことをストレートに書いてみたい。
「コパ・ブラジル」ここからがスタートだ。
 
2019年6月15日
三浦泰年
 
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