【川崎】決定機不足でも人材不足でもない。それでも点が取れない、勝ち切れないワケは?

カテゴリ:Jリーグ

いしかわ ごう

2019年06月16日

小林が入り、知念とのスムーズな入れ替わりも見られるように

前半はレアンドロ・ダミアンと知念のコンビでスタートしたが、スムーズな連係は見られなかった。(C) SOCCER DIGEST

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 一方で、後半は大きく巻き返している。L・ダミアンに代わって入った小林悠は、自身が加えた変化について、こう述べる。
 
「2トップは変わらなかったですが、段差を作ったりクサビのところで顔を出すというのは意識しました」
 
 小林の言う「段差」というのは、2トップ同士で縦や斜めの関係を作ることで、相手の守備ブロックの間にうまくギャップも生み出す作業のことだ。「後半は、自分が前に残る時と悠さんが下がる時でバランスが取れていた」と知念。お互いの動きを見ながら、スムーズな入れ替わりで巧みにボールを引き出し、鋭くゴールに迫った。中央で迫力が出せれば、今度はサイド攻撃も生きてくる。その結果、後半は完全なるワンサイドゲームで押し込み続けたが、札幌の守護神ク・ソンユンの好セーブと、守備陣の気迫のこもった対応に凌がれ、等々力劇場は起こせなかった。
 
 同点弾を決めた小林は、「勝ち切らないといけない試合だった」と反省の弁を述べ、自分自身のフィニッシュワークの課題も口にした。
 
 一方で、今後も2トップを継続していくのであれば、中盤を含めた関係性の整備と成熟はチームとして取り組んでいく必要がある。
 
 川崎にとってはリーグ3連覇が懸かっているシーズンだ。そして、そこに向けた舵の取り方は、クラブに連覇をもたらした指揮官の腕の見せ所となる。
 
取材・文●いしかわごう(フリーライター)
 

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