大会終盤まで勝ち残れば、さらにコンディションも上がってくるはずだ
今季、代表では初めて82分という長時間プレー。長谷川唯との交代でピッチを退いたが、この試合の大会公式プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた。文句なしのミニトロフィー獲得。2トップでコンビを組んだ菅澤優衣香も、岩渕と呼応。自らの動き出しで得たPKを右隅に流し込んだ。前回大会でも得点したふたりが、2大会連続でゴールを決めたことになる。
積極的な仕掛けで躍動し、岩渕にアシストした遠藤。そして、途中出場で前線に運動量を注入した小林里歌子。この日はベンチで試合を見守った横山久美、宝田沙織ら、その他のFWもいい刺激を受けただろう。その競争がなでしこジャパンを再び高みへと導く、原動力となる。
「とにかく、勝つことに集中していたので、ホッとしています。本当に全員の気持ちが乗って、いいシュートが飛んで行って良かったと思います。今日はチームのためにと思ってやっていて、まだまだ物足りない部分もたくさんあるんですけれども、勝って本当に良かったと思います」(岩渕)
積極的な仕掛けで躍動し、岩渕にアシストした遠藤。そして、途中出場で前線に運動量を注入した小林里歌子。この日はベンチで試合を見守った横山久美、宝田沙織ら、その他のFWもいい刺激を受けただろう。その競争がなでしこジャパンを再び高みへと導く、原動力となる。
「とにかく、勝つことに集中していたので、ホッとしています。本当に全員の気持ちが乗って、いいシュートが飛んで行って良かったと思います。今日はチームのためにと思ってやっていて、まだまだ物足りない部分もたくさんあるんですけれども、勝って本当に良かったと思います」(岩渕)
活躍したといっても、彼女のポテンシャルから測れば、まだまだ片鱗を見せたに過ぎない。ここからなでしこジャパンが大会終盤まで勝ち残れば、さらにコンディションも上がってくるはずだ。相手の守備を無効化するドリブルも、繰り出されるようになるだろう。
なでしこジャパンも、岩渕も、ここがピークではなく、まだスタートを切ったに過ぎない。
取材・文●西森 彰(フリーライター)
なでしこジャパンも、岩渕も、ここがピークではなく、まだスタートを切ったに過ぎない。
取材・文●西森 彰(フリーライター)