「女子代表をどう扱うべきか」で議論が白熱
また、ティエリー・マルシャン記者(『France Football』)も、「巨大多国籍企業の給料と、中小企業の給料を平等にしろというようなもの」とこれに同意。
当の女子フットボール界関係者は「私たち自身が実力で成長し、連盟に巨額をもたらすようになるべき」と謙虚だった。
とはいえフランスでは、ニュージーランド連盟が、今回のW杯で女子代表チームを派遣するにあたり、飛行機や宿舎などの遠征費用も含めて、完全に男子と同じ額を女子に充てている事実が報道され、人々に思考と議論を促している。
討論番組は、フランスの試合後は30分延長するほどの白熱ぶりだった。フランスがノックアウトステージ出場を決めた12日夜は、「7月7日(注・ファイナル)を期待し始めていいと思うか」のテーマも出現し、侃々諤々だった。もちろん、ファイナル進出にはまだ懐疑的だが、人々が女子のワールドカップを楽しんでいるのは間違いなさそうだ。
当の女子フットボール界関係者は「私たち自身が実力で成長し、連盟に巨額をもたらすようになるべき」と謙虚だった。
とはいえフランスでは、ニュージーランド連盟が、今回のW杯で女子代表チームを派遣するにあたり、飛行機や宿舎などの遠征費用も含めて、完全に男子と同じ額を女子に充てている事実が報道され、人々に思考と議論を促している。
討論番組は、フランスの試合後は30分延長するほどの白熱ぶりだった。フランスがノックアウトステージ出場を決めた12日夜は、「7月7日(注・ファイナル)を期待し始めていいと思うか」のテーマも出現し、侃々諤々だった。もちろん、ファイナル進出にはまだ懐疑的だが、人々が女子のワールドカップを楽しんでいるのは間違いなさそうだ。
もちろんこれらは開催国ならではの興奮。昨年、ロシア・ワールドカップでの優勝で、国民が幸福の絶頂になったことも影響しているだろう。「あの陶酔感をまた味わいたい!」が、きっと国民の心の底にある。
ただ、女子のプレーが見ていて心地よいのも確かで、巷の男性群もしきりに女子代表の話題で盛り上がり中だ。とくに小中学生などの若い世代には、女子フットボールファンが急増しているという。どうやら予想を大きく上回る女子フットボール熱が、フランスを覆っている。
文●結城麻里
text by Marie YUUKI