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女子W杯、フランス戦は国内1000万人超が視聴!! 予想を裏切り、国内では男子並みのフィーバーに【現地発】

カテゴリ:国際大会

結城麻里

2019年06月14日

初戦は大勝、第2戦もノルウェーを下して2連勝

ノックアウトステージ進出を決めたフランス女子代表。現地でも熱狂的なエールを送られている。 (C) REUTERS/AFLO

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 女子ワールドカップ開催国のフランスが、女子では史上初となる盛り上がりを見せ、選手たちもメディアもビックリ仰天している。

 最初の驚きは、大会開幕戦(フランス4-0韓国)だった。

 男子フランス代表マッチの中継で知られるフランス最大の民放局「TF1」が、思いがけず視聴者数約1000万人を記録したのだ。しかも同時中継した有料局「Canal+」も、約100万人が観戦。合計で約1100万人という数字が飛び出した。

 これはフランス総人口(6699万人)の6分の1。人口が倍近い日本に当てはめれば、2000万人が一斉にTVで観戦した勘定になる。男子の記録1400万人には及ばなかったものの、それに匹敵する人気だった。このためTF1は嬉しい悲鳴を上げ、選手たちもすっかり目を丸くした。

 これに続くように、有名全国紙『L’EAUIPE』も、史上初の試みを打ち出したから面白い。

「男子代表と同じ扱い」を断固標榜し、試合前後のメーン記事を、男子と同じヴァンサン・デュリュック記者が担当したことで、全国のフットボールファンを「あっ」と驚かせたのだ。同様に、コラムも男子と同じビセンテ・リザラズが担当。開幕日は、計16ページを女子ワールドカップに割き、その後もすさまじいページ数で詳細な報道と分析を続けている。

 もっとも人々は、こうした熱狂も「開幕戦だからだろう」と想像した。ところが、フランス第2戦会場となったニースの「アリアンツ・リヴィエラ」も、早々と満員御礼になる。6月12日夜に行なわれたこのノルウェー戦までもが、「TF1」で約1000万人の視聴者数を叩き出してしまった。

 こうしたなか、元フランス代表のヴィカシュ・ドラソは、昼間の討論番組『L’EQUIPE D’ESTELLE』で、「男子と女子の勝利ボーナスがあまりに違いすぎ。大問題だ。連盟は是正すべき!」とぶち上げて、波紋を呼ぶ一幕があった。

 しかもこの議論は、夜の討論番組『L’EQUIPE DU SOIR』にも持ち越され、女性のメリザンド・ゴメズ記者(『L’EQUIPE』)が、「議論にもならない! 同一職場の同一ポストで男女同一賃金を要求するのは当然だが、今回のは別もの。男子フットボールは巨大なカネが動く特殊経済システムで、連盟に巨額をもたらしている。女子はそこにすがっている存在なのだ」と大反論した。
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