「型のようなものを作っていかないといけない」(柴崎)
前線へのスルーパスの少なさを感じているのは、3バックの一角で出場した冨安健洋も同じだ。
「僕からサコさんへのパスは少なかった。前半の最後のほうに持ち出して入れたくらいしかなかった。相手も消してきていましたし、サイドで数的優位はできていた。中だけがすべてじゃないというところも見せていかないといけないと思うので、ペナルティエリアの角を取った後、数的優位の時にいかに崩すかは課題だと思います」
「僕からサコさんへのパスは少なかった。前半の最後のほうに持ち出して入れたくらいしかなかった。相手も消してきていましたし、サイドで数的優位はできていた。中だけがすべてじゃないというところも見せていかないといけないと思うので、ペナルティエリアの角を取った後、数的優位の時にいかに崩すかは課題だと思います」
20歳のDFがそう課題を挙げれば、ボランチでフル出場した柴崎岳も「大事なのは3バックをこれから使っていくのであれば、どのように攻めるのかっていう型のようなものを作っていかないといけない」と、テーマを掲げる。
今後のテーマは、大迫のポストワークを活かした攻撃パターンの構築だろう。もっとも4-4-2では、絶対的な存在だった大迫を中心とした攻撃は何度も繰り返してきただけに、システムが変わっても、その能力を周囲が活かすのは難しくはないはずだ。柴崎のいう“型”の構築に期待したい。
取材・文●多田哲平(サッカーダイジェスト編集部)
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