また、昨季に続いて期待に見合うシーズンとならなかったネイマールについては、レンヌとの試合で観客に手をあげた際の対処など、「クラブから特別扱いされており、一部選手が首を傾げている」とも指摘した。

　ローラン記者は、チームを統率するトーマス・トゥヘル監督も、「ラビオの処遇や補強に関してアンテロ・エンリケSDと確執がある」とコメントし、もはやふたりが話をしなくなったとの噂もあると報じている。

　最後にローラン記者は、「ファンタスティックなファンがいて、才能ある若手に満ちた素晴らしいアカデミーがあり、スタジアムも見事で、練習場は最先端。巨大な財力もある」としたうえで、「だが、それでも成功するには不十分だ。規律と一貫性がなければいけない」と指摘し、こう締めくくった。

「この惨たんたるシーズン終盤が、変化のきっかけとなるかもしれない。そうでなければ、同じことの繰り返しだ。それは来季のパリSGをさらに苦しめ、より高い目標の達成を阻むだろう」

　一部でカタール資本がクラブ経営から身を引くと報じられているパリSG。これからどんな動きを見せていくのか。今後が注目される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部