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【エスパルスレポート】胸の鼓動はいまだ高鳴らない。「トップ5」入りへ現状を打破するには…

カテゴリ:Jリーグ

古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)

2019年04月30日

ドウグラスとR・アウグストに要注目

ともにブラジル人のドウグラス(左)とヘナト・アウグスト(右)は清水のキーマンになりそうだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部/徳原隆元

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 昨季15試合で11得点を挙げたドウグラスは開幕前に不整脈の症状で出遅れた。だが、24日に行なわれたルヴァンカップの松本戦で今季初スタメン。「コンディションは80パーセントくらいまで上がってきている。あとの20パーセントは試合勘」と完全復活を期待させた。

 R・アウグストに関しても合流直後はなかなかコンディションが上がらず、ベンチに座る日々が続いた。それでもルヴァンカップで出番を得ると、5節の湘南戦でJリーグデビュー。その後4試合続けてフル出場中だ。
 
 このブラジル人ボランチは185センチ・77キロの体躯を誇り、スタミナも豊富。事実、フル出場した4試合すべてでチームトップの走行距離を記録。いずれも12キロを超えている。浦和戦でもエウシーニョと松原后の両攻撃的サイドバックの上がったスペースを的確に埋めつつ、空中戦でも強さを発揮していた。
 
 ドウグラスとR・アウグストはともに出遅れたが、試合中のプレーや実績を見ても能力の高さは本物だろう。このふたりが真価を発揮するときチーム力は格段にアップするはずだ。
 
 最後に立田の言葉をもう一度借りる。
 
「守備に関しては引き続きやり続けることが大事。少しずつですけど自信はついてきてるので、もう一度自分たちのできることをやり続ける」
 
 開幕前の前評判に伴わない成績かもしれない。それでも清水の選手、スタッフは同じ方向を見つめて「継続」を口にする。「継続」が「結果」に結びついた時、昨季の後半戦に披露した爆発力を再び見れるはずだ。
 
 エスパルスサポーターは胸の鼓動を高鳴らせる日々を心待ちにしている。

取材・文●古沢侑大(サッカーダイジェスト編集部)
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