【三浦泰年の情熱地泰】少年サッカーの指導が思い出させてくれた純粋な気持ち

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年04月28日

叱咤があるから、厳しい言葉があるから「褒め」の効果が出る

試合後には選手たちを労う言葉を忘れない。互いをリスペクトし、本気でぶつかり合うからこそ、分かり合える瞬間がある。(C)SOCCER DIGEST

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 少し前、イチロー選手の引退会見後、彼の話題になった。知り合いが「やっぱりイチローは変わってるよな~」と言った。その言葉に対して僕が「いや、普通でしょ!」と突っ込んだら、友人が「そりゃー、三浦兄弟に比べれば普通だよ!」と突っ込まれた。
 
「えっ? 俺ら兄弟、変わってる?」と聞くと、笑いながら「分かってるでしょー」と言っていた。
 
 きっと子どもの頃から変わっていたであろう。
 
 ただ、ずっと選手として持ち続けていた信念と言うべきものがある。もう引退した僕も、まだ現役で走り続けているカズも同じだ。
「上手くなりたい、まだ成長できる、試合に出たい」
 
 上手くなるためには、成長するためには、試合に出るためには今、何をするべきか?! 何が必要か? それをいつも考えていた。
 
 ある選手に伝えたことがある。
「やっさんは厳しいか?」
 
 それは君がもっと良くなってほしいから怒る時もあり、君も悩むこともあるだろう。だが、それで試合で君の得意な事が出来なくなってしまうのであれば「全部忘れてくれ」と。得意なことまで出来なくなったら、僕のやっていることがまったく意味がなくなると。
 
 少年は怒られたら必死になる。叱られたら挽回、取り返そうとする。そして褒められると嬉しそうな表情になり上手くなる、成長する。
 
 ただ褒めているだけでは、「褒め」の価値は分からない。叱咤があるから、厳しい言葉があるから「褒め」の効果が出る。褒めることが大事になるのだ。
 
 褒めるだけでは伸びない。大人も思い出さなければいけない。
 
 サッカーだけではない、スポーツマンだけではない。皆、一緒だ。
「子どもは良い!」
 
 皆、子どもだったはずだ(笑)
 
2019年4月27日
三浦泰年
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