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【セルジオ越後】“横綱”になれないレッズ、混迷するヴィッセル…Jリーグの質の低下が心配だ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2019年04月26日

「VIPトリオ」は文字通り格差を現わしているようだ

監督交代に揺れる神戸。イニエスタ(写真)ら助っ人や日本人選手がひとつにまとまれるか。写真:徳原隆元

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 レッズなど強豪がパッとしない一方で、今季期待されていたヴィッセルのチーム状況もかなり混迷しているね。
 
 三木谷会長のおかげでイニエスタやビジャなど外国人選手を獲得しているけれど、それがなかなか勝利につながらない。挙句この時期に監督が交代するなんて、チームがひとつにまとまっていない証拠だよ。
 
 そもそも「VIPトリオ」ってネーミングが、チーム状態を端的に表しているよね。 文字どおり、ビジャ、イニエスタ、ポドルスキの待遇は特別なんだ。日本人と外国人の扱いに格差があり過ぎれば、自然と僻みは生まれてしまうもの。それでは、なかなか一枚岩になるのは難しい。
 
 ビジネスマンの三木谷オーナーは、チームの結果は二の次なのかな。それよりも、まずはメディアがヴィッセルや楽天を多く取り上げてくれること、そして楽天という企業が世界に知れわたることが最優先なのではないかなと思ってしまうよね。

 7月にはバルセロナとチェルシーを日本に招待して、プレシーズンのカップ戦(Rakuten Cup)を開催する予定だ。もちろん世界最高峰のプレーが生で見られるチャンスで、素晴らしい大会なのは間違いない。ただ自チームが揺れに揺れている状況で、大々的にイベントを発表している様子を見ると、結局興行を優先しているように感じてしまうよ。
 
 ピッチ外でのニュースばかりが目立って、肝心の結果がついてこない現状には、やはり危機感を覚える。昨年のように残留争いに巻き込まれてしまっては、クラブとしての格は一向に上がらないよ。
 
 精彩を欠く強豪クラブや、振るわない注目クラブを見ると、Jリーグ全体のクオリティは上がっているとは言えないかもしれない。もう平成も終わりを迎えるけれど、令和になって、日本サッカー界は好転するのだろうか。まずはレッズやヴィッセルが奮起してリーグを盛り上げてほしいね。
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