最終盤にドラマが待っていた──
注目の後半立ち上がり、神戸はチーム全体のラインをグッと押し上げ、イニエスタによりボールを集めて攻勢に転じる。すると49分、強引にG大阪ゴールをこじ開けてみせるのだ。左サイドでイニエスタのパスに呼応したポドルスキが、チェックにきた高をフィジカルで押しのけ、絶妙なクロスを供給。これをビジャが中央で難なく頭で合わせ、あっという間に試合を振り出しに戻した。
完全に息を吹き返し、怒涛のハイプレッシャーを掛ける神戸。一方のG大阪も負けじと、果敢に最終ラインを押し上げて中盤をコンパクトに保ち、攻めの姿勢を崩さない。両チームともエキサイティングかつオープンなサッカーを披露し、スタジアムのボルテージを高めた。
どちらに転んでもおかしくない展開で光り輝いたのが、39歳の遠藤だ。71分、G大阪は速攻からファン・ウィジョがお得意のカットインミドルを放ち、GK前川が弾いた球に遠藤が呼応。シュートを撃ちたくなる場面で冷静に中央へパスを送り、フリーの倉田がゴールに流し込んで勝ち越しに成功する。
しかし、激闘はこれで終わらない。
神戸は79分、ポドルスキの強烈なロングフィードに飛び出した古橋がピンポイントクロスを送り、サンペールに代わって途中出場していた田中が3-3としたのだ。そしてなんと──。89分、ふたたび古橋と田中のコンビネーションで逆転弾を決めてしまったのだ。
試合はこのままタイムアップ。神戸が快勝を収め、G大阪はリーグ戦でのホーム初白星がまたしてもお預けに。発表された観客数「3万7076人」は、パナスタの動員新記録となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
完全に息を吹き返し、怒涛のハイプレッシャーを掛ける神戸。一方のG大阪も負けじと、果敢に最終ラインを押し上げて中盤をコンパクトに保ち、攻めの姿勢を崩さない。両チームともエキサイティングかつオープンなサッカーを披露し、スタジアムのボルテージを高めた。
どちらに転んでもおかしくない展開で光り輝いたのが、39歳の遠藤だ。71分、G大阪は速攻からファン・ウィジョがお得意のカットインミドルを放ち、GK前川が弾いた球に遠藤が呼応。シュートを撃ちたくなる場面で冷静に中央へパスを送り、フリーの倉田がゴールに流し込んで勝ち越しに成功する。
しかし、激闘はこれで終わらない。
神戸は79分、ポドルスキの強烈なロングフィードに飛び出した古橋がピンポイントクロスを送り、サンペールに代わって途中出場していた田中が3-3としたのだ。そしてなんと──。89分、ふたたび古橋と田中のコンビネーションで逆転弾を決めてしまったのだ。
試合はこのままタイムアップ。神戸が快勝を収め、G大阪はリーグ戦でのホーム初白星がまたしてもお預けに。発表された観客数「3万7076人」は、パナスタの動員新記録となった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部