「非常に危ない」柴崎岳が抱える日本代表への“危機感”とは?

カテゴリ:日本代表

白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト)

2019年03月23日

「良い勝負で満足してはいけないという自覚を」。

コロンビア戦はとりわけ後半に押し込まれ0-1で敗れた。写真:サッカーダイジェスト写真部

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 日本代表はもう結果ベースの「善戦」や「好勝負」という言葉に踊らされ、満足している段階ではない――。柴崎はそんな思いを抱えていた。
 
「最近になってコロンビアみたいなFIFAランキングの上位で強豪国と言われる国に対しても良い試合を演じたり、勝つことが増えてきているので、日本が成長しているととれなくもないけど、好勝負を演じているときは昔もありました。自分たちはその良い勝負を演じているってことに満足するレベルではないと自覚してやっていかないと、また同じことを繰り返すし、成長はできないということ。そう感じています。選手がどう判断するかは分からないですけど、もしこういった相手に対して『これだけやれた』とか思っている部分が少しでもあるのであれば、それは正したい。それだとこれ以上の成長はないと思うので、しっかり締めたい。勝因と敗因をしっかり追求して、なあなあにせずにやりたいなと思います。これからのチームの雰囲気だったりを見ながら、必要があれば話すべきだと思いますし、そこはシビアに日本代表が、やっぱり強くなるために求めていかなきゃいけないと思います」
 
 今や日本代表に欠かせない司令塔となった柴崎には、チーム全体、ひいては日本サッカー全体を考えるリーダーの自覚も芽生えつつある。その言葉はズッシリと重い。
 
取材・文●白鳥大知(ワールドサッカーダイジェスト編集部)
 
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