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【三浦泰年の情熱地泰】ブラジルで観た試合よりも面白い!川崎とG大阪のハイレベルな戦いに刺激をもらう

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年03月20日

国内リーグの発展は、必ず未来の日本サッカーを支える

〝敵地"等々力でG大阪が勝負を決めるゴールを奪う。(C) SOCCER DIGEST

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 僕は読売クラブ時代、この等々力陸上競技場をホームグラウンドにして戦った選手だ。そして東京ヴェルディが川崎をホームタウンとしていたヴェルディ川崎時代に、選手としてプレーしていた。
 
 当時のヴェルディは読売が大きな出資社であり、フロンターレは富士通。ともに川崎をフランチャイズにして切磋琢磨した。
 
 そしてヴェルディはJリーグ元年のサッカーを引っ張り、現在はフロンターレがリーグ2連覇を達成し、Jリーグを牽引する存在となっている。
 
 かつて、「川崎ではプロスポーツは根付かない」「集客に伸び悩む」との理由から、東京に拠点を移したヴェルディ。
 
 一方で、フロンターレは川崎市民を大事にし、今の地位を築き上げた。多くの人々がプーマのレプリカユニホームを着て応援する。その中にまぎれて席に着き、席を後にしたが、少し感動した。
 
 フロンターレとガンバ、どちらを応援するわけでもないが、正直やはりホームに勝ってほしいと思うのは当たり前。それもほぼ満員のスタジアムである。長年の努力を目の当たりにしているだけに、努力が報われる“勝利の瞬間”を見届けたいと思わずにはいられないのだ。
 
 そんなホームチームに対して、アウェーチームが勝利を収めた。それも凄いことだ……。王者のホームで、そう簡単に勝てるものではない。
 
 ベテランから若手までが、そしてブラジルや韓国から来ている質の高い選手たちが、1つのボールと1つの勝利に向かって必死に戦う。
 
 それがどんな結果になろうと、否定されてはいけないと思う。
 
 ブラジルから戻り、サッカーを通してまた新しい刺激をもらっている。J1・J2リーグ、ルヴァンカップを観戦し、育成年代の指導など現場で感じ取れることも積極的にやっている日々だ。
 
 たくさんの人と話し、新しい考え方を学ぶ。
 
 日本代表選手が発表され、代表チームも注目されるが、やはり気になるのはJリーグ。国内リーグの発展は、必ず未来の日本サッカーを支える。
 
 これからもしっかりと、チェックしていきたいと思う。
 
2019年3月18日
三浦泰年
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